金曜日のことを思い出しながら書く。
この日は朝からなかなか幸先の良いスタートだった。
当然のルーティンのごとく、パパとはいかない宣言をした玲ではあるが、花さんが手袋とニット帽を用意してみるとミッキー(パパ)と行くと方向転換をしたのだった。
その手袋はもともと理子のために買っていたものだった。それはウサギの形をしていて、いかにも子供が喜びそうなものだったのだけど、理子は一切着用していなかった。『新品未使用、神経質な方はご遠慮ください』でメルカリ行きを免れた、存在すら忘れていたものだったのだ。ところ変われば品変わる。姉妹でも好みは結構変わるのだった。
いつもそうしていたと言わんばかりの登園となり、久々に嬉しいできごとだった。
その後自宅に戻り仕事をする。
花さんも在宅だったため、昼ごはんを一緒に食べに行くことにした。天ぷら屋を提案してみたけど、きさらぎ亭に行ってみたいというので歩いてでかけた。我々は定食のABをそれぞれ頼んだ。花さんは気に入ったようだ。帰り、私は郵便局へ行った。その道中天ぷらやの前を通ったのだけど、そこは定休日だった。「てんぷら屋は定休日だったよ」と連絡すると「おお、なんか持ってるね、私たち」と即レスだった。
理子は2時過ぎに友達と帰ってきた。この後、その子が通っている書道教室の見学に行く予定になっていたのだった。
こうやって仕事をしながら、理子とその友達が家にいることの不思議さよ。理子からは一体どういうふうに見えているんだろうか。
その後、花さんと理子は書道教室に行き、私は玲を迎えにいった。
金曜日が平和に終わっていった。
土曜日、理子と花さんはキッザニアへ、私と玲はお友達とトーマスランドへ行った。
持つべきものは友であった。
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