連休最後の日、翌日が私の誕生日ということで夕飯をつばめグリルで食べることになっていた。午前中、理子は私へのプレゼントにチョコを作ってくれていた。
午後、なんとか昼食を終えると、理子のピアノへ行くために二子玉へと向かった。雨が降っていたので傘を持っていったのだけど、玲はどうしてもボロボロの傘を持ちたがった。閉じているときに引きずってしまうので先端部分の布が破れている。傘として破綻しているのだけどお構いなしである。上着を着てくれず、ボロボロの傘を持っているという絵面は、側から見たら軽くネグレクトのように見えてしまうのではないだろうか。
二子玉に着くと理子はピアノへ。玲はライズで借りたベビーカーに乗っている。
理子がピアノをしている30分間が、親にとってはちょっとしたご褒美タイムとなる。蔦屋で古着屋がポップアップショップをしているので、そこへ行った。久々に花さんと古着屋的なラインナップを見て、やはりテンションが上がってしまう。正直なところ二子玉の服家は食傷気味で(といっても二子玉で服を買うことなどほぼないのだけど)古着屋を見るほうがだいぶ楽しい。今の時代に媚びていないのがいいのかもしれない。
花さんは灰色でスウェットのような半袖を手にとってほくほくしていた。買いそうな雰囲気がする。その頃あっという間に30分が経ちそうになっていて私はその場を後にし理子を迎えに行った。1分でも遅れると怒るのである。無理もないけれど。
その後理子と共に花さんと合流すると、その半袖以外にもスカーフを買ったらしい。歳を重ねると色物や柄物が欲しくなるというのは自分にもよくわかる話だった。
その後、理子と花さんは私へのチョコのラッピングを買いに出かけ別行動となり、私はベビーカーを押しながらいろいろな店をうろついた。理子はiPadでも使えるペンを本屋で500円くらいで見つけたらしい。アップル製の消費税にも満たない。賢い買い物である。
5時を過ぎて、今日のメインのディナー。つばめグリルへと行った。雨ということもあり店内は空いていてすぐに席に案内された。子供たちにも飲み物、我々に泡。理子は意外にもメインに和風ハンバーグを選んだ。副菜にステーキ肉とジャガイモの炒めものとシーザーサラダ。
玲はここではよく食べた。ハンバーグもジャガイモも。いつもの食事の時とは様子が違う。ばくばく食べる。琴線に触れたようだ。
隣のテーブルの家族は、我々と同じような編成だった。夫婦と姉妹である。子供たちの年齢が我々よりちょっと上のように見え、将来はこんな感じなのかなと思った。
いつも喧嘩して、でも仲良く遊んでる時ほど微笑ましいものはなく。お互いを大切に想い続けてほしいものである。
家族みんなにお祝いしてもらって幸せな夜だった。
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