2022年2月17日木曜日

視力低下

今朝、玲と繰り広げられたプリンセスと「王子様」ごっこをしたおかげか、私が保育園に行くことができた。1ヶ月に一度くらいの出来事である。

その後家に帰り、仕事をする。

 稀に家から一歩も出ない日、というのもあるリモートワーク。そのせいもあってか視力がかなり落ちている。2009年くらいに、レーシックをしてメガネ生活からさよならしたのはいいのだけど、10年も経つと視力が落ちてくるらしい。

メガネやコンタクトをしない生活はとてもいいものなので手術したことの後悔はないのだけど、まずは眼科に行かないとなと思っている。

食事はラーメン屋に行って食べた。替え玉無料に踊らされ、替え玉する38歳であった。

その後スーパーに行って、おばあさまたちに混じって花のコーナーに行き、愛でる。ミモザが並ぶのを心待ちにしているのだけどまだのようだ。


仕事を再開する。イレギュラーな案件も入ってきてどうしたものかと考える。


花さんはプチ出張で横浜へ行っており、玲は延長番だった。理子の時は基本的に毎日延長番だった。18時が仕事の定時で、帰宅に一時間近くかかるので19時10分くらいに保育園に着くというのが常だった。だけどコロナで在宅のため、18時15分からの延長番を入れなくても十分に間に合うのだった。

だから滅多に延長番にならないため、玲はとても喜んだ。おやつがもらえるということもあるだろうけれど。

というわけで19時過ぎに、理子と玲を伴って花さんは帰ってきた。

2月も実は後半戦と考えると、今年もあっという間に終わってしまうのかもしれない。

2022年2月16日水曜日

暗唱

 今日は忙しない1日だった。常にやることがあって、次から次へと対応していった。

自分の仕事のやり方としては、メールボックスに溜まっているものを『済みボックス』に入れていくようにして、目で量が分かるようにしている。

だからメインボックスがいっぱいだと、すごく気分的に嫌なわけである。音楽を聴いて口ずさみながら淡々とこなしていった。

お昼は花さんと外へ食べに行った。駅前のネパール料理屋。いつも頼むものとは違うものをチョイスした。

食後も淡々と業務をこなしていき定時までにはなんとか終えることができた。

二人のお迎えは花さんに行ってもらい、私は夕飯の支度をした。当然YouTubeで音楽を聴きながら行う。高校生の頃にMDに入れてとにかく聴きまくっていたスネイルランプ。今でもなんちゃって英語で歌えるからよっぽど聴き込んだのだと思う。

まず、葉もののサラダを作った。それからじゃがいもを茹でてマッシュポテトにし、ツナとコーンとマヨネーズであえてポテトサラダを作った。

味噌汁をつくり、メインの鶏肉のステーキを作る。棒で肉を叩いて薄くし、オリーブオイルでニンニクを弱火で焼く。いったんそれを取り出して、肉をとにかく弱火で焼く。今回はまだ厚みが残ってしまって火の通りが悪かったので細かく切って中まで火を通した。

焼き上げると、ニンニクと醤油、砂糖と花さんの嫌いなバターを少量フライパンに突っ込みソースを作る。


食卓に並べると腹を空かせた子供たちがその肉をパクパクと食べてくれた。素直に嬉しい。

玲が結構食べてくれて、私は満足した。他のおかずは全く食べてくれなかったけれど。


食事中、理子が授業で習ったという斉藤茂吉や山上憶良の詩を読み上げる。暗唱しているものすごいけど、こうやって披露してくれるのも嬉しいことである。

興味の範囲を広げてくれる授業っていいよなと思う。

暗唱しているといえば、自分が中学の時に憲法の前文を覚えるというのがあった。「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し〜」というやつなのだけど20年以上経っても少し言えるから、この時に覚えたことって根強いんだなって思う。

憲法の前文を披露することなどこの歳ではないのだけど、それでも得た知識で不要なものなどないよなとも思う。

また理子が授業で何を覚えたか、披露してくれるのが楽しみである

2022年2月15日火曜日

ミックスリスト

 深夜、久方ぶりに金縛りにあった。目は覚めているけど体が動かなくなるアレである。

実家にいる時から結構かかることが多い私。体の上に誰かが乗ってくるということはないけれど、ドアノブがガチャガチャ回るというのは経験したことがある。その向こうには兄の部屋があったのだけど、そんなこと知らないと当時言っていた。兄が嘘をついてなければあれは一種のおばけ体験だった。

昨日は恐怖を伴うものではなかったけど、気分のいいものではない。多分また寝てしまってことなきを得た。疲れているのかもしれない。

仕事をするとき、1pなら1時間で終わらせると決めてやっている。文字いきで対応しなくてはいけないものはもっとかかってしまうけれど、そうでなければ1時間。

早いのか適正なのかはわからないけど、迅速に対応いただきありがとうございますとは言われることが多い。私はリモートでも怠けずにやっているから、コロナが落ち着いてからも是非リモートで対応させていただきたいと思っております。お偉かた様。


花さんも在宅だったけど、彼女は家で昼食を食べていた。私は外に出たかったのでお気に入りの蕎麦屋に行った。どう考えてもおいしい。天ぷらもおいしい。満足感がある。


今日の夕飯は私が作った。

ほうれん草を茹で、おひたしを作った。ブロッコリーを茹でて副菜を作った。

味噌汁とメインに生姜焼き。先日の出来事を踏まえて子供対応である。

お迎えは花さんが行って、私はYouTubeでカラオケしながら作った。食事は楽しく作って楽しく食べてもらいたいものである。

今日のお気に入りはドラゴンアッシュの「ホットケーキ」なにかのアルバムのボーナストラックである。

履歴から勝手に作られるYouTubeのミックスリストに、理子がよく聞いている「なにわ男子」が入り込んできた。飛ばさずにちゃんと聴きました。

誕生日

 バレンタインデーが誕生日というのは子供の頃どこか恥ずかしかった。なんとなく女の子の日という気がするからだ。

でも、もう38歳になる私にはただ歳を重ねるだけの日である。

数年前から夫婦間でプレゼントを渡し合うのをやめようということになっている。理子や玲から「パパお誕生日おめでとう」と言われるととても嬉しい。それで十分だ。


花さんと私は在宅勤務だったため、昼食を一緒に食べた。駅前でおいしいのにどういうわけか客が全くいない店。すぐに食事が出てくるのはそういうわけもあるのだろうけど、もっと繁盛しないと店がなくなってしまう。それは悲しい。


朝理子からチョコをもらわなかったので、これは帰宅後にもらう流れなのだろうけれど、仕事中に甘いものが食べたくなり、昼食後にスーパーでキットカットを買う。しかし昔と比べてこんなに小さくなってしまうなんてね。


家に帰り、仕事を再開する。今日締め切りのものの進行が鈍くて困る。

結局18時の定時後も作業をすることとなった。いったん私は玲と理子を迎えに行った。その間に花さんは食事の支度をしてくれていた。

家に帰ると理子からチョコをもらう。年々上手になっていて驚く。女の子なんだなって思う。

その後食事となるのだけど、玲が食べたくないを連呼してお祝いムードが駄々下がっていく。野菜と判断されたものは絶対に食べたくないというのがずーっと続いている。

ヒステリックに嫌だ嫌だというので花さんも意気消沈していく。「今日誕生日なんだけどなー」と私が言っても全く笑いへと好転しないムード。結局白いご飯にふりかけしか食べない玲。どうしたもんだろうか。そのふりかけご飯ですら完食しないのでケーキを出せない。

もうケーキを食べたい理子と玲。食事がうまく循環していかなくてもどかしい。

結局大泣きする玲。

痺れを切らして食事を片付けてケーキを食べる。一転して機嫌が良くなる玲。

以前まではカットされたケーキだったけれど、ホールになった。そういったことに家族の成長を感じた。

38歳になったということでどうしたいかという話になり、私はもっと明るい人間になりたいと小学生のようなことを言った。

朝起きたら明るい声でおはようといい、嬉しかったら手を叩いて喜ぶ。そんな人に私はなりたい。

誕生日前夜

 連休最後の日、翌日が私の誕生日ということで夕飯をつばめグリルで食べることになっていた。午前中、理子は私へのプレゼントにチョコを作ってくれていた。

午後、なんとか昼食を終えると、理子のピアノへ行くために二子玉へと向かった。雨が降っていたので傘を持っていったのだけど、玲はどうしてもボロボロの傘を持ちたがった。閉じているときに引きずってしまうので先端部分の布が破れている。傘として破綻しているのだけどお構いなしである。上着を着てくれず、ボロボロの傘を持っているという絵面は、側から見たら軽くネグレクトのように見えてしまうのではないだろうか。


二子玉に着くと理子はピアノへ。玲はライズで借りたベビーカーに乗っている。

理子がピアノをしている30分間が、親にとってはちょっとしたご褒美タイムとなる。蔦屋で古着屋がポップアップショップをしているので、そこへ行った。久々に花さんと古着屋的なラインナップを見て、やはりテンションが上がってしまう。正直なところ二子玉の服家は食傷気味で(といっても二子玉で服を買うことなどほぼないのだけど)古着屋を見るほうがだいぶ楽しい。今の時代に媚びていないのがいいのかもしれない。

花さんは灰色でスウェットのような半袖を手にとってほくほくしていた。買いそうな雰囲気がする。その頃あっという間に30分が経ちそうになっていて私はその場を後にし理子を迎えに行った。1分でも遅れると怒るのである。無理もないけれど。

その後理子と共に花さんと合流すると、その半袖以外にもスカーフを買ったらしい。歳を重ねると色物や柄物が欲しくなるというのは自分にもよくわかる話だった。

その後、理子と花さんは私へのチョコのラッピングを買いに出かけ別行動となり、私はベビーカーを押しながらいろいろな店をうろついた。理子はiPadでも使えるペンを本屋で500円くらいで見つけたらしい。アップル製の消費税にも満たない。賢い買い物である。

5時を過ぎて、今日のメインのディナー。つばめグリルへと行った。雨ということもあり店内は空いていてすぐに席に案内された。子供たちにも飲み物、我々に泡。理子は意外にもメインに和風ハンバーグを選んだ。副菜にステーキ肉とジャガイモの炒めものとシーザーサラダ。

玲はここではよく食べた。ハンバーグもジャガイモも。いつもの食事の時とは様子が違う。ばくばく食べる。琴線に触れたようだ。

隣のテーブルの家族は、我々と同じような編成だった。夫婦と姉妹である。子供たちの年齢が我々よりちょっと上のように見え、将来はこんな感じなのかなと思った。

いつも喧嘩して、でも仲良く遊んでる時ほど微笑ましいものはなく。お互いを大切に想い続けてほしいものである。

家族みんなにお祝いしてもらって幸せな夜だった。






2022年2月14日月曜日

予定のなかった休日

 3連休のなか日は、特に予定がなかった。

理子が小学校で配布されているタブレット。それを使って宿題をするのだけど、手で書くとうまくいかないことがあるためペンタブが欲しいとのこと。近所に大きな電気屋があるから、散歩がてら見にいった。理子は自転車に乗りたいと言って、久々に漕いだのだけど、坂道を下っていくため押していった。そんな状況に怒っていた。


電気屋につくと入り口付近で携帯の呼び込みの人がワンサカいて、そこを通らずすっと曲がる我々。待ち構えられているとそこから逃げたくなる客の心理のようなものを店側はわからないのだろうか。

アップルのペンタブはあったのだけど、15000円くらいする。私としては純正でなくていいからいろんな種類を見られればと思っていたのだけど、ペンタブは存在しなかった。

結局おもちゃエリアに滞在することとなった。

その後店を出て、花さんと玲はスーパーに買い物へ行き私と理子は家に戻ろうとした。

最初帰ることを渋っていたけれど、マンションの入り口でお友達一家に出会った。これから砧公園に行くと言う。理子の目は輝き、一緒に行きたいといった。

時すでに11時を越えていたのだけど、昼は公園で食べると言うのでこちらも便乗することにした。友達一家は自転車で、私は理子の自転車と併走した。花さんに連絡し公園に行くことを告げた。


天気の良い公園は人であふれていた。友達と合流して遊具のエリアに真っ先に入る。

ここに来るといつもファッションスタイル見本市のようだなって思う。最新のスニーカーを履いていたり、シュプリームで固めているパパがいたり。とにかく子供と遊ぶための服装だったり。見ていて面白い。私は近所の電気屋に行くためだけの格好だった。

理子と友達は普通の公園にはないタイプのブランコに乗るために並んでいたけれど、並んで待つというのが嫌だったようで、「パパ並んでて」と言い残して去っていった。人使いが荒い娘であった。


一通り遊ぶと、食事をとることにした。キッチンカーがでていたのでそこで買い、芝生の上にシートを敷いて食べた。

珍しく園内で大道芸のパーフォーマンスがやっていて、最初は見るともなく見ていたのだけど、そのうち子供たちはそちらの方へと走っていき、帰ってこなかった。最初はあまり見ている人もいなかったのだけど、そのうち人だかりができていた。私もついつい近くにいって人だかりに加わった。

筋肉隆々の男の人と、鍛え抜かれてしなやかな体の女性が不安定な場所でバランスをとったり、アクロバティックをしていた。よくよく見ると、以前こどもの国でも見たことのある人たちだった。ただ今回はものすごく近距離で見たので、その不確かな場所の大きな揺れや息遣いがクリアだった。手に汗をかいてみてしまった。

最後の見せ場の前にマイクパフォーマンスがあったのだけど、技術の他にも話芸も必要なんだなって思った。ようは彼らはパフォーマンスの対価がほしいわけなのだけど、それをいやらしくならないように客に伝えなくてはならない。直訳すると硬貨ではなく紙幣が欲しいということを言っていたわけである。

最終のパフォーマンスも素晴らしかったのだけど、私の財布には諭吉が1枚申し訳なさそうにいるだけだったので、300円だけ理子にあげて、帽子に入れてきてもらった。

世田谷区民は気前がいいのか、遠目でも結構な量のお札が入っているように見えた。こういった人たちのところにきちんとお金が落ちていく文化は大切だよなと思う。


その後、遊ぶエリアを変えると、そこにはシャボン玉おじさんがいて、子供たちを従えていた。大量に大きなシャボン玉を空高いところで作る。字面ではそれだけのことだけど子供たちはみんなハッピーになっていた。偉大なおじさんである。しかしシャボン玉直下では、それが割れると大量のシャボン液が降り注いだ。大きな球を作るには多くの液が必要なのだった。

なにも予定のなかった休日は、楽しい一日となった。私も久々に走り回って体を動かせてよかった。その後別れがたい友達を家に招きネットフリックスを楽しむ二人。よき一日だった。

2022年2月13日日曜日

こどもの国

 三連休の初日は、こどもの国へといった。以前であれば券売機の前に人だかりができていたけど、いまでは並ばずにチケットを買える。そして入場もスムーズだった。

チョークで地面にお絵かきするゾーンがあり、そこで楽しむ二人。描くことも以前と変わって、一丁前に『BTS』など描いている。成長したものだ。

後ろ髪を引かれながら、目的地のスケートリンクを目指す。そこに人が集中していた。老若男女。スケート靴を持参しているような強者もいる。とにかくいろんな人が集まっている。

我々は当然持参していないので、レンタルした。理子と花さんの分である。私と玲は場外で見物だ。

二人は恐る恐るリンクの中に入っていく。仕切りから手を離さないようにして、なんとか歩いていく。周りにも似たような組み合わせの人ばかりだった。

シューズを持参しているような人は、明らかに滑り方が違っていて、氷をサーっと削りながら、この集団の中において優雅だ。


私と玲はベンチに腰掛けて、誰をということもなく、見るともなく見ている。玲はYouTubeをみている。

そのうち二人がやってきた。もう無理なようだ。どうやら転んだらしい。そうしてスケートリンクを後にする。


二人は運動したので、腹が減ったということで食事を取ることにした。

レストランで、ラーメンや、カレー、お子様プレートなどを注文する。

どういうわけか、こういったところで食べる醤油ラーメンは身に染みるほどに美味しく感じる。昔花さんと行った鎌倉の売店で、あまりにもお腹が減って食べたカップヌードルのことを思い出した。


食事を終えると、宝探しの受付に行って、宝の地図を受け取った。もう何回めのそれかわからない。最終的におもちゃをもらえるのだけど、一つだと玲が泣くからといって二人分でお願いした。すぐに宝探しに行ったのは当然理子だけで、玲はその手前にある遊具で足止めである。なにはともあれ楽しそうに遊んでいるのであればこちらはそれでいいのだけど。

理子は花さんと宝さがしへ。私は玲と滑り台。

途中、親子の組み合わせが変わって、私はこっそり理子とアイスを食べた。寒いようで、お日様にあたる暖かく、アイスがとても美味しく感じた。

こどもの国へもう結構行っていると思うのだけど、その土地が広大すぎて全エリアには行けていない。だから、行ったことのないところにいこうということでボートに乗ることにした。足で漕ぐタイプのものである。

思っていたよりも必死に漕ぐ二人。そうしないと進まないのだ。ハンドルを握るのは理子だった。なかなかうまく進まなくて、もう漕がないで自然の流れに任せていいんじゃないかということで、ゆらゆら揺れていた。いい時間だった。

その後、面白自転車に乗って遊んだ。遊び倒して結局閉園の時間までいた。

帰りの電車で真っ先に寝ていたのは理子でも玲でもなく花さんだったというのが実に面白かった。



2022年2月10日木曜日

写真

 天気予報の通り、今日は雪が降った。雪が降ると子供たちのテンションが面白いように上がる。それは強く降れば降るほどに増していく。

学級閉鎖中の理子とともに、近所を散歩することにした。まだ雨が雪に変わったばかりだったので、マンションの周りをぐるりと歩いて終わった。

その後、私は仕事に戻り、理子はYouTubeの世界へ没入していった。

しばらくずっと、自宅のiMacの調子が悪い。クラッシュしてなんとか復帰させたけど動きが心許ない。アプリを立ち上げるたびにレインボーがくるくるとするのでお陀仏まで時間の問題である。

iTunesに入っている音楽は、第一次クラッシュの際にかなり消えてしまったこともあるのだけど、もうそこまで思い入れはない。なぜならYouTubeで音楽を聴いているからだ。有料会員であるため好きなアーティストのものはアルバム単位で聴くことができる。

もはやiTunesに固執する必要はなくなった。

どうしても抜き取っておきたいものは写真である。

何万枚もあるデータを、「写真」アプリから書き出して外付けHDにコピーすることにした。

ただでさえ動作の遅いiMacである。一度全ての線を抜き、電源を落とし、Wi-Fiオフという初歩的なことをしたら多少マシになった。

写真アプリから年数ごとに書き出すが、クラッシュしたこともあって、「写真」アプリが複数あるという難解なものだった。

最初期では2008年などあり、花さんとも出会う前である。

2014年までは写真を撮る相手が花さんだけだったけど、それ以降は理子や玲が仲間入りした。理子が生まれた時、玲が生まれたときの写真を久々に見返すと、本当に大きくなったものだと感慨深い。理子が着ていた服を、今玲が着ている。

似ているようで似てなくて、やっぱり似ているなと思う姉妹の姿。

2019年までは1年で2.3万枚の写真があったのだけど、2020.21年は1万枚にも満たない枚数。

いわずもがなコロナで外出が極端に減ったためである。

今年は何枚記録することになるのしら。整理するのは大変だけど何万枚撮ったって撮り尽くせない子供の成長をきちんと留めておきたいと思った。



2022年2月9日水曜日

世界の終わりとハードボイルドワンダーランド

昨年、仕事中にYouTubeで聴きまくった音楽はグリーンアサシンダラーだった。そしてたまたま見たインタビューで、彼は「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の世界観が好きだと言っていた。

そんなインタビューを読んだ後、数年ぶりにあった友人のカメマンが読んでいたのも「世界の終わり〜」だった。これはもう巡り合わせとして読まなくてはならないなと思い、私も読むことにした。

なかなか集中して小説を読むというのも、難しいのだけど、ちょっとずつ読み進めていって、ようやく昨日読み終えた。

こんな終わり方だったんだっけな。

そうして、村上春樹の本を読んでいると起こる、文体が乗っ取られる現象。

好むこのまざるとにかかわらず、そういうものなのだ。

やれやれ。


今日も理子は学級閉鎖のため自宅にいた。昨日自分で作った時間割に基づいて行動していた。朝の会から始まり、休憩時間があり、宿題をする時間があった。

そしてママやパパの仕事にちょっかいを出しながらタスクをこなしていく。

お昼、花さんがコンビニで調達してきてくれたご飯を食べる。

その後、YouTube漬けになる理子。いまはマインクラフトポッピンズというのにはまっているらしい。時代は仮想空間ということか。理子によるとスイッチが必要らしい。


その後、同じマンションに住む友達(同じく学級閉鎖中)に誘われ家にお邪魔しにいく。18時まで帰ってこなかった。

束の間、我が家のリビングは静かだった。陽も伸びたものだ。まだ暗くなり切っていない空を見ながら、私は玲をお迎えに行った。


2022年2月8日火曜日

学級閉鎖

 学級閉鎖になってしまった。

8時前に家を出るように理子を促すため、7時前に起きていた我らだったが、

その必要がなくなってしまい、ついだらだらとしてしまう。

若干、玲が不思議そうにしている。

自分は保育園に行くようだけど、他の人はなんなんだろう?といった風に。

理子は宿題であるプリントを片付けると、完全に時間を持て余した。

学級閉鎖ではなくリモート授業でもいいのではないかと思ってしまう。


お昼、理子と一緒にスーパーにご飯を買いに行く。めずらしく焼きそばなど選んでいた。


午後も似たような時間の流れだった。


今週いっぱい在宅なのだけど、YouTubeの見過ぎで理子の頭がとろけてしまうかもしれない。


2022年2月7日月曜日

気がついたら2月も一週間が終わっていた。

 久々に玲は登園した。クラスの大半が何かしらで休んでいるらしいが、振り返さないで欲しいと願うばかりである。

急遽、理子が学童に行かないで帰ってくることになり、私はスーパーで買い物をしてそこでご飯も買い家で食べることにした。外食するには心許ない時間しか残されていなかった。

録画されている進撃の巨人を見ながら食べる。いよいよクライマックスというとことである。しかしなんでこんなにアレな描写の多いものがNHKで放送しているんだろうか。

見終わると仕事に戻った。

曖昧な仕事をするのは妙に疲れが出てくる。完成させるのが億劫である。

そして評価というものに関して上長と話をするが、なんだか腑に落ちないことがある。

会社が何を求めているかということがあって、初めて発生するものだと思うのだけど。インハウスなのだから。


18時。理子にお留守番を頼み、私は玲をお迎えに行く。玲が先生に「パパの髪の毛変わった」みたいなことを言っていたらしく、先生に会うと「ほんとだ!」と言われた。

家に帰り、花さんが支度してくれていた夕飯を温めた。明太子が少し残っていたので、それを卵と混ぜて卵焼きを作った。

いざご飯を食べ始めると玲は頑なに白いご飯以外を食べない。栄養が足りないのか時季なのかわからないけど肌もパサついていて、どうにかならんもんだろうかと思う。


白いご飯すら残そうとするので全部食べ終わらないとデザートは絶対に出さないというていで、玲に説明する。理子もスプーンを持ってあげて「あーんして」というのだけど、ねえねやだと拒否をする。メンタル弱い理子はそれで泣いてしまうのであった。


なんやかんやとあり、玲にはねえねに謝りなさいと言ったらごめんねと謝っていた。

面白くなさそうな顔で。頑固である。


その後、ふるさと納税で届いた苺を二人で食べていた。そこでは取り合いにはならなかったようだ。

苺を食べ終わると、少しテレビ休憩して風呂に入った。風呂に入ったら入ったで、めるちゃんを巡って喧嘩が始まる。

3分に一度取り合いが始まり、どちらかが怒り、泣いた。

大人は1日に数回しか笑わないというが、泣いたり怒ったりというのも子供よりは圧倒的に少ないだろうと思う。私の感情というものに関しても、二人に吸収されている気がする。

今は21時42分。22時までは自由時間。明日からも1日が長いんだろうな、。

2022年2月6日日曜日

ご近所物語

 今日は早く目が覚めたので、風呂に入った。朝風呂は完全に一人になるのでゆっくりできる。

集英社、講談社、小学館の漫画のアプリを入れていて、朝になると無料で1話読める。進撃の巨人だったり、野球漫画のメジャーだったり、烈火の炎だったり。

ネットサーフィンなどもして、気がつくと8時になってしまったのでいい加減風呂を出た。

朝食を食べて掃除機をかけて、風呂を洗った。昨日よりも天気が良くて気持ちがいい。

理子の前髪が長くなってしまったので1000円カットに私が付き添った。花さんは玲と図書館へいく。

休日の午前といえどいつもは混んでいる1000円カットが空いていて、並ばずに切ってもらえた。初めて若い男性の人が担当で理子は緊張しているようだった。オンザ眉毛で後はちょっと整えるくらいで、と伝えると私は本棚からこち亀の63巻を選んで読んだ。

なんというかこのくらいの巻数の頃のこち亀が好きなのだ。絵の描き込み具合と内容が好きなのである。

最近はiPhoneで漫画を読んでいるからか、普通のコミックサイズが大きく感じてしまった。これもデジタルに慣れた弊害である。

あっという間にカットは終わった。そのまま家に帰るのもな、と思って理子と近くのスーパーに行った。スーパーの一角に花屋があってそこを見るのが好きなのだ。気負いなく買える値段というのがいい。

もう11時を過ぎていたので、お弁当を買うことにした。花さんに連絡すると、麻婆系のものがあれば嬉しいと言っていたのだけど、それはなかったので幕の内弁当にした。

家に帰ると理子はお腹が減ったというので先に二人で食べた。玲は児童館にも行って遊んでいるとのことだった。

二人が家に帰ってくるまで鬼滅の刃のコミックを理子と読んだ。

「お前よりも強くなる必要はない、お前を弱くすればいいのだ」


玲はホクホクした様子で帰ってきた。児童館が楽しかったようだ。


午後、私はソファで寝てしまった。花さんと子供たちは近所の公園へと出かけて行った。

そして一度家に帰ってきて、理子と花さんはピアノ教室へと出かけて行った。

私は玲とお医者さんごっこをしたり、玲による一人お遊戯会を観賞したりした。

休日、玲は全く昼寝をしないのだった。

明日は久々に保育園である。胃腸炎が流行っているらしい。ぶり返さないといいのだけど。





2022年2月5日土曜日

前髪青

 気がついたら朝の8時だった。

いつも起きるのはもっと暗い時間帯なのでその明るさに驚いた。

隣を見ると理子と玲はまだ寝ていて、花さんが布団から抜け出て行った跡がうっすらとあった。ちょうど理子も起きて、私の布団に潜り込んできた。私の布団はどうやら温かいらしい。入眠時は絶対に私と寝ないのだけど、朝になって気がつくと私の布団に潜り込んでいることが多々あるのだけど、それが理由なのかもしれない。

理子がなぞなぞを出してくるので私もケータイで調べて問題を出してみた。まだ目が覚め切ってない頭で、問題を解く顔が可愛らしい。


9時近くまで布団でもぞもぞしていると玲も起きたのでリビングへと移動した。


朝ごはんを食べ、着替えをし、掃除をした。なんだかスイッチが入ってしまい通常の掃除機がけで終わらず、ドアのヘリや埃の溜まる部分まで着手した。

真剣に掃除をしていると時間はあっという間に過ぎていき、お昼の時間となった。

なんだか外に食べに行きたかったので近所のイタ飯屋に行った。

私は久々の下界だった。玲が保育園に行っていない間は自宅にこもりっきりだったらから丸二日間は家から文字通り一歩も外に出なかった。大きな窓から見える行き交う人の姿を見るともなしに見てしまった。動いてる人が珍しかったのだ。

理子はすっかりコーラにはまっていて、美味しそうにそれを飲んだ。早熟だ。

パスタやピザを食べ終わると、近くの公園に行った。天気もうっすら悪くて風が冷たいのだけど、理子は上着を脱いで遊んでいる。偶然友達もいて嬉しそうだった。


いったん家に帰ってから、私は歩いて美容院に行った。

前髪が金髪になってから半年くらいは経つのだけど、ブリーチをしてからカラーを入れることになっていた。なので2時間半はみておいてくださいと美容師さんに言われていた。

「どうしましょうか」と問われ、いろいろ揉んだ結果

「サイバーっぽくない青でお願いします」と答えた。

まず普通にカットする。その後薬品を塗りたくってブリーチ。半年前のそれと、伸びた黒い髪のコントラストがあるので時間をかなり要したようだ。それにいったん洗い流してからも、その度合いが物足りなかったようで、もう一度ブリーチした。丁寧な仕事に嬉しくなる。そして青である。鏡の前の自分の前髪が青くて非常に面白い。

2週間程度しかもたないらしく、それからは緑がかった色になるらしい。

38歳になる頃には前髪緑おじさんの出来上がりである。

カラーは楽しい。

2022年2月4日金曜日

「違うの見たい」「違うの食べたい」

 今日も玲と二人で過ごす一日だった。

玲は、この前H&Mで買ったレインボー柄の半袖のワンピースを、長袖のインナーの上に着ている。彼女に季節感を説いても仕方のないことなのである。

10時から仕事を開始する。玲はネットフリックスを見ている。「違うのー」「違うのー」と集中して同じものを見るという能力が欠如している。

お菓子を与えてもすぐに食べ終わって「違うのー」「違うのー」という。3歳とはこういうものなのだろうし、理子で一度通った道のはずなのに、新鮮な疲労感が私を襲うのであった。

毎朝仕事を始めるときに、チームで業務を開始する会議があるのだけど「在宅保育しているのでうるさいので欠席します」といって逃げた。

でもほんとにうるさいのである。

もし仮に、ズームでカメラオン、相手側の画面に子供が映っているのが見えたら、微笑ましく思うのかもしれないけれど、映ってないところでは地獄のような絵が広がっていることだろう。今の我が家がそれである。

しかし今日もすぐにYouTubeに頼る事はしなかった。どういうわけか昨日の記憶がリセットされているらしく玲もYouTubeみたいとはならなかったからだ。

12時前にチャーハンを作って食べた。包丁での千切りでは大きくなってしまうからと思い、ミキサーにかけてかなり細かくした玉ねぎを、「野菜はいやだ」と言って除ける玲。そんな視力が私も欲しいと思う。

案の定皿に残った玲の食べかけを私は食べた。そういえば胃腸炎的な症状で休んでいるんだったと食べ終わってから思い出した。

午後の部も『「違うの」祭』だった。とりあえず15時くらいにはお菓子を与えた。そしてYouTubeをテレビで見せた。より一層、「違うの祭」のお囃子が強くなってしまった。

来週は保育園に行けるから、静かに仕事ができる。嬉しい。


2022年2月3日木曜日

家に玲がいる

私の仕事は、木曜日に締め切りがあって割りに忙しいのだけど、元気を取り戻した怪獣と1日一緒だった。 私と玲と二人である。

彼女に機嫌よく過ごしてもらうために、お気に入りのプリンセスのドレスを着せたのは花さんだった。好プレイである。これでしばらくご満悦であった。そのテンションが保たれている間に私は集中力が必要な表紙のデザインを進める。

いつも奥の部屋に置かれているあまり使われていない玩具箱をリビングに運び出し、まさに玩具箱をひっくり返した。より目がキラキラする玲。

よしよし、私は集中して仕事に取り掛かることに成功した。

しばらくするとそんな世界はあっさり瓦解する。部屋の秩序も乱れている。

私の気を引こうと、わざと転んで、「おいしゃさーん おいしゃさーん」と私を呼ぶ。

プリンセスのドレスを着ていることも相まって、可愛らしい姿に37歳は膝をついて対応してしまう。「どこかいたいんでちゅか」彼女ももう3歳だからそんな喋り方をしなくてもいいのだけれど。


なんとかいいものができて、編集者に展開する。玲はテレビでネットフリックスを見たり患者になったり大変そうである。

お昼ご飯はうどんを煮た。よく食べる姿に安心した。食欲も戻ってきたようだ。

午後、保育園だと昼寝に入るのだろうけど、プリンセスは昼寝などしない。

ますますハイなテンションになっていく。

騙し騙し対応して、YouTubeを見せないようにしていたのだけど、もう限界になってしまい、テレビで見せることにした。

しかし、プリンセスはすぐに見たい動画が変わってしまうので、「ちがうのみたいー」とリクエストがこだまする。私は彼女に対して背を向ける格好で仕事をしているため、いちいち立ち上がってリモコン操作をせねばならなかった。

当然仕事の対応もずっとせねばらなず、最後の手段iPhoneでYouTubeを見せることにした。

すると先ほどまでのテンションはどこかへ吸い込まれてしまったかのように、無言な状態となった。

普段自宅で一人で仕事をしている時は当たり前のように享受していた空間を手に入れることができて私は喜んだ。


そうして、18時を大きく過ぎた頃、花さんと理子が帰ってきた。

食後、理子が学校で作ってきた鬼のお面を使って豆まきをした。まず理子が鬼となり、次に花さん、私の順だった。玲も楽しそうにオーバースローで私に豆を投げつけてきた。

成長したものだ、玲よ。

明日も玲とマンツーマン。

2022年2月2日水曜日

家に全員いる

 昨夜1時過ぎ。

玲が寝言が聞こえて目が覚めた。しかし様子がおかしく、寝言にしては具体的というか違和感があった。「手に何かついた」「お腹いたい」と言う。

すると花さんがケータイのライトで照らしたようで部屋が明るくなった。

嘔吐である。

全細胞が早く体を起こせと言っている。奇跡的に布団への致命傷は避けられたが玲の髪の毛に吐瀉物がかかってしまっていた。心苦しいがシャワーを浴びさせることにし、花さんとの連携プレーが行われた。

シャワーを浴びさせながら、いろいろ考えた。原因はなにか、コロナじゃないだろうな、翌日の仕事は何ページ分あったか、など。

震える玲を抱えて、ストーブをつけ温める。するとまた嘔吐。熱はない。

また着替え、拭き取ったティッシュなどはビニール袋に入れた。

使い捨てのマスクをつけ、もう一度玲を布団へ運ぶ。理子はこのドタバタの中においても目を覚さなかった。

玲の寝息が聞こえ始める。当然私は眠ることができず、「コロナ 熱なし 嘔吐」「コロナ 3歳 嘔吐」などと調べる。もしこれでコロナだったらどうしたもんだろうか。だれが濃厚接触者になってしまうんだろうとかもやもやしていると、玲がまた吐いた。だんだんと吐く物がなくなっていき、胃液しかない。苦しい吐き方だ。

処理しては寝て、また起きて吐く、というのがしばらく続く。気がつくと朝になっていた。


当然玲は保育園を休み、私と花さんは在宅。理子は学校に行った。

検査キットを使ってコロナかどうか調べてみることにした。綿棒で鼻をぐりぐりし、検査液につけると結果は陰性だった。安心したところで花さんが小児科へ連れて行ってくれた。

帰ってくる頃には元気になっていた。

15時前になると理子が帰ってきた。

そして平日のこの時間に、家族全員が家にいるという摩訶不思議なことが起きてしまった。


吐くものがなくなった玲はすっかり元気になった。病院でも特に病名がつかないので

いつももやもやする。今週は玲はずっとお休みだ。

2022年2月1日火曜日

家に理子がいる

 コロナが身近なところで増えているということで、理子には学校が終わったら帰ってきてもらっている。今日はお友達と一緒で、その子と夕方まで家で過ごしていた。

えらいな、と思うのは帰ってすぐさま宿題をやるということだ。家に友達がくるというのが割とまだイベント感のあるものだと思うのだけど、それにもかかわらず宿題を率先してやるというのは素晴らしい。

宿題を終えてからは、自分の机の下のスペースを秘密基地として遊んでいる。使っていない小さなブランケットをカーテンのようにして使い、ちょっとした空間を作っている。遊びに没頭できるようだ。

私はそのすぐ後ろで仕事をしているので、電話をしている時はさすがに静かにしてくれと怒ったけど、家に子供がいて仕事をするというのはこういうことの繰り返しだろう。玲が家にいたらただひたすらにYouTubeを見せる羽目になると思う。

コロナがピークアウトして減少していって欲しい、けどその次がまたやっぱりくるのかなとも思う。