玄関を開けるとビーグル犬がおとなしく座っている。こちらを見て嬉しそうに舌を出しながら待っている。僕はその頭を撫でながら靴を脱ぐ。そしてリビングに行く。大きめなダイニングテーブル。ツルツルとコーティングされたものではなく木の質感が残されたもの。
椅子は4脚。イームズとかそういうこじゃれたものじゃない。さらっと。さらっと。
基本的にはテーブルの上は片付いて、なにも載っていない。帰りが遅くご飯が食べられない時のための冷えたご飯がラップにかけられている。
少し離れたところにゆったりとしたソファがある。サイドテーブルに珈琲が置いてあって、雑誌をめくりながらそれを飲む。
寝室はきちんと独立している。ハンガーラックにコートやジャケットがかけられている。控えめなボリュームで音楽を聴く。ベッド脇にもテーブルがあり、その上には読書灯が置いてある。眠くなった頃に「パチン」スイッチオフ。ビーグル犬がベッドの下の方からやってきて、布団に潜り込む。僕はその体温を感じながら眠りにつく。スイッチオフ。that's all。おやすみなさい。
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