友人のMからレーシックのチケットをもらったのは12月の終わりの頃だった。
場所は品川近視クリニック銀座店である。
その時点で1月の中盤には、私の頭のてんこにあるアテロームの
摘出手術をすることが決まっていた。
目に関することではないので、レーシックに支障はないのではと思っていたが
やはり心配になり、品川近視クリニックにメールで相談した。
レーシック後に体の別の箇所の手術をするのはなにかまずいことあるんでしょうか云々。
すると数日後レスがあり「それはいかん、1か月は待たれよ」という。
ちなみにヤフー掲示板にも同様の質問を投げかけてみたものの、
ビュアー数こそ伸びる物の、返答はいっさい無かった。
アテロームの手術をしてその後レーシックを受ける事にした。
1月中盤、アテロームの手術も無事に終わり、抜糸の際に
キングオブコントの片割れに似てるビルケンシュトックを履いた先生に
「レーシックの手術を今後受ける予定があ…」
言い切らないうちに先生は貧乏揺すりをしながら「大丈夫です」と言った。
レーシックの申し込みをする事に決めた。
電話で予約をした。
最速でいつ検査を受けれるのかというと、「明日にはできます」というので
こちらの姿勢も示すべく一番早い時間でお願いしますと言った。
果たして検査当日。
指定された時間に病院に行くと奇麗なフロア。
きれい、かわいいギャラの良さそうな受付嬢たち。
にこやかなスマイルを通り抜け待合室に行くと、平日とは思えないほどの人がいる。
しかし待ち時間も少なく診察が始まる。
なんでこれで視力が分かるんだろうと思わせる機械。
相変わらず嫌なCの字の視力検査。
緑と赤どちらがはっきり見えますか?
んーあ か すか ねぇ
じゃあこれは?
んー み どり かなぁ
申し訳ない気持でいっぱいになった。
その後、目に光を当ててみたり、麻酔をして眼球に触れられたりした。
さらに瞳孔を開く目薬をさされたりした。
レーシックとはなんぞ、という説明を4人同時に受ける。
担当の人が最新の装置の素晴らしさを語り、古い機械のだめさを語った。
それであなたはどの種類の手術を受けるのか?と聞かれたが、
「最新のやつで…」と言わざるを得なかった。
時間短縮の意味もあるだろうが、
集団心理として10万円のでとは言えない空気があった。
診察結果が全て出て、小部屋の診察室に通された。
手術を受けてもよいという。
受付にて最速でいつ受けられるのかと聞くと、これまた明日だというので
一番早い時間に予約を入れた。
諸注意を受け病院を出ると、開きっぱなしの瞳孔に日差しが無遠慮に入り込む。
これには閉口した。しばらくまともに目を開く事が出来なかった。
クリスピードーナツを買って帰宅した。
手術編に続く
0 件のコメント:
コメントを投稿