2023年7月24日月曜日

日常

 今日も走りに行った。5時半に目を覚まして、6時前に家を出た。そうして砧公園まで行って一周走った。

家に帰るとまだ誰も起きてなかった。7時前である。

夜に干した洗濯物を取り込む。そしてシャワーを浴びる。シャワーを浴びながら風呂も洗う。

目下の悩みは浴槽の中に、お湯のたまるラインにうっすらと汚れがついていてそれがなかなか取れないことである。インスタで見た強力な汚れ取りというのも効かなかったし、カビキラーも、ジフも、クエン酸もだめだった。あとはどんな手段があるというのだろう。

風呂から出ると理子と花さんが起きてきた。夏休みだというのに早起きな長女である。自分が小学生の時は10時くらいまで寝てて、再放送のアラレちゃんを見るのが日課だったと記憶している。

朝食を食べ終えても、玲は起きてこなかったので、寝ているところを抱き抱えてリビングまで連れてきた。家族それぞれスタートするタイミングが異なるのである。

朝食を食べ終えると弁当を作った。この2ヶ月くらい続いている習慣である。

8時20分ごろになると、理子が学校へと向かった。今日は学校でのプールの日だった。

8時45分。玲と保育園に行く。日陰は涼しく感じるが、日差しは容赦無く暑かった。

昼寝のシーツがけをし、先生に挨拶をして、変わりないですと言える日々に喜びを感じる。

変わりない。一見普通に見えて、その普通をキープすることが難しいのが子育てだと思う。


僕はイヤホンを耳に装着し、駅へと向かった。



2023年7月23日日曜日

走ることについて

 朝、目が覚めると5時前だった。この2、3週間のことだけど習慣として早く目が覚めたら走りに行くことにしている。

何も考えずに顔を洗って、着替えをし、帽子をかぶる。タオルとイヤホンを持って靴を履く。そうして気持ちが萎える前にさっさと家から出て砧公園へと向かった。

5時という時間でも、外はさきほど陽が昇ったというふうでもなく、もう一仕事しおわったかのような空だった。もう蝉も鳴いている。

だいたい、体をほぐすために、駅前くらいまでは歩いている。

駅前のベンチには前日、というよりもほんの少し前までの気配を残すかのように酒瓶が置かれている。もう外で飲むというのが気持ちの良い季節というわけでもないだろうに。

ナイキのランニングアプリを立ち上げて、走りはじめる。イヤホンからはスペアザが流れている。ローレンテック。

朝から環八はせわしなく車が走っている。

砧公園に入るとサイクリングコースへ向かう。犬の散歩をしている人、もう走って汗だくな人。色々いる。芝生の上では老人の集団がゆっくりとした動きでなにやら舞っている。太極拳なのだろうか。僕はそんな人たちを横目にコースに入って走り始める。

だいたいあの辺から走り始めたらこのあたりで何キロという目処があって、そういった目安のようなものがあるからこそ、なんとなく走り続けることができる。

今日は土曜日と言うこともあって、コンディションもよかったので2週目も回ることにした。そして都度1キロ走るとアプリが教えてくれる。1キロを6分37秒で走っていることを知る。

そうして結果的にサイクリングコースを2周走り終えると、それは4キロだった。

この日の朝は、どういうわけか涼しさを感じる陽気で、走り終わった汗だくなTシャツが、体を容赦無く冷やした。

公園を出ていくと、これから走るであろう人たちとすれ違う。僕は家に帰る。まだ7時前のことである。

2023年7月20日木曜日

面倒臭いの向こう側

 額面通りにその言葉を受け取るほど、私は単純ではないので、

理子が最近「面倒くさい」と口にしているのがどこから来ているのかしらと探ってみることにした。

こういったことは極力二人きりのところがよいので風呂で話を聞くことにした。

出だしは感情的になにもかもが面倒なんだということしか言わなかったのだけど、解きほぐしていくにつれ、だんだんと具体的なことについて理子自身に戸惑いがあることがわかった。

それは意味のわからない『割り算のあまり』の問題だったり、学校での先生との関わりだった。そのほかにも放課後のキッズでたくさんいたはずの同級生が、塾に通い出したことによって日に日に人数が減っていってしまったこと。それによって一緒に遊べる日がある種特別なことになったのに、思うように遊ぶことができないことなど、ポツポツと語りだしたのだった。


面倒だという言葉を連呼する裏側にはこういったことが見え隠れしていたわけだった。

日々の忙しさにかまけて、こういったある意味で子供からのSOSに気付いてあげられなかったらと思うとぞっとした。

まだ思っていることを言語化できないんだろう。本当は違うことを思っているのに出てくる言葉が乱暴なものだともったいないので、理子にはいろんな言葉や立場やふるまいを身につけてもらえたらいいと思った。

Googleで小学三年生の壁と調べると小学四年生の壁もあるし、五年生も六年生もある。

そのあとは進学だろう。いずれにしてもそばに寄り添って言葉の節々にあるものをうまくキャッチできるようにしていきたいものだ