花さんは不思議そうにそんな僕の姿をみて、「寂しいんだね」と言った。
寂しいというよりか習慣になりつつあったんだと思う。そういう意味では2週間は長い時間だ。
でも花さんの体が出産前の体調に戻るにはまだまだ時間が必要だ。
区の制度を利用して、理子の保育園へのお迎えをファミサポの人にお願いすることにした。とはいえ毎日は難しいため、都合がつかないときは理子は休むこととなった。
そういう1週間が終わった。
僕が理子を保育園に送って、ファミサポの人が迎えにいって家まで送り届けてくれる。この酷暑のなか、エレベーターのないマンションを3階まで上ってくれてありがたいことである。
花さんは玲さんに乳を与え続け、その結果順調に体重を増やしているようだった。出産直後は片手で支える体重が本当に軽かったのだけど、ここのところ、少しずっしりと感じる。とはいえまだ3000gちょい。玲さんを見た後だと、理子はもう立派に見える。
理子が小さな時はなにかと余裕がなかったのだけど、今回は19時には家に帰ってこれているし、すこしどっしりと構えていられるような気がする。
僕が家に着く頃には玲さんはお風呂に入った後である。
花さんの作ってくれた夕飯を食べ、花さんか僕が理子をお風呂に入れ、22時に寝る。
理子は玲さんの隣で寝たがるし、とはいえなかなか寝付かない。
多分いつも僕が4人のなかで一番先に眠りにつく。
きっと多分、今日もやっぱりそうなんだろう。
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