私の頭、具体的に言うと右頭頂部には1円玉くらいの大きさのしこりがある。
これは私が上京して1年が経過したころに出来た。
何の前触れも無くそれは私の頭に出来た。
壁に寄りかかると、丁度そのしこりの部分があたるのだった。
髪が短い時、目のいい人は僕のそれに気がついて「それはどうしたんだ?」と言ったが
合わせ鏡でもしないと確認ができない位置なのでなんとも返事ができなかった。
それから6年が経った。
いい加減邪魔だということで六本木ヒルズクリニックの皮膚科に行った。
皮膚科の先生はとても奇麗な女性でまつげが僕の4倍くらいあった。
診断書を書いてる時間も診察時間の4倍くらいだった。
結果的にここでは処置をできないと言われ(手術をする設備がない)紹介状を書くから
ということで違う病院へと行く事になったが、その予約がよりによって彼女の誕生日の
早朝となった。
その場を後にすると東麻布まで歩いて大竹伸朗の展示を見に行った。
貼り絵である。
ぶっ飛んでる。
同じものは二つとできないものだろう。
どこまで意志で作ってるんだろう。
どこで筆を置くんだろう。
思考回路は不明だった
その後清澄白河へと行った。
シューゴアーツなどのギャラリーが入ってる倉庫へ。
あの建物全体には名前が無いのか。
普通の会社も入ってるからか。
亀の交尾を10分くらい見る。
その後MOTへと行く。
相変わらず雨が降ってる。
MOTの前でバスが止まって、学生の集団が10人ほど降りた。
僕もその後を歩いていた。
バガボンドの井上雄彦氏のインスタレーションとでも言うのか。
7-8メートルくらいありそうな巨大な和紙に武蔵の絵が描かれていた。
印刷ではなく、直筆。リアルなそれだった。
それはnadiffに置かれていた映像で分かった。
恐ろしい程の忍耐とサポートが必要な作業である。
その後、ラグジュアリー展を見る。ギャルソンやマルジェラの服とともに
昔の西洋の服が展示されていた。
昔から違和感があるのだけど、服の展示はやはり好きになれない事がわかった。
オペラシティでやっていたアントワープ展も僕は好きではない。
というか立体の展示物がいまいちなのだと思われる。僕にとっては。
常設展も見る事が出来たので見る。
ロスコがあった。
川村記念美術館で見た事があったので、懐かしい気持になった。
やっぱあれはいい。
大竹伸朗に始まってかなりぶっとんだ作品に触れたので腹が減った、
ということで評判に聞く定食屋へと行く。
実用洋食七福さんである。
のれんに、とんかつと書いてあったので単品でそれと、チャーハンを食べる。
未だかつてそのような組み合わせで食べた事はなかったが。
めちゃうまであった。
ふたつで1070円。
コストパフォーマンスは最強である。
定食にするとみそ汁もつくようだった。
隣のテーブルの人のみそ汁ばかうまそうだった。
満腹になって帰った。
しかし帰りの千代田線はかなり異臭がした。
これからは雨の日の午後7時の千代田線なんぞに乗るものか。
2009年11月18日水曜日
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