この夏はもう二度と来ない夏なんだなって強く思った。
実家を建て直していることが一番強い要因なのだけど、家族のうち二人が入院していて、子供たちがいくら騒いでも違う部分で不在という静けさをもたらしている気がする。
それも一つの要因だと思う。
僕が暮らした18年間の実家。途中改築もしているけれど。
それが今年取り壊される。そしてその真裏に新しい家を新築している。
ところどころ壊れているし、剥げているけれど、そのままでいてくれないかなって
心のどこかでは思っている。
けれど僕はそこでは生きていないからそんなことを思えるのであって、そこで暮らしている家族たちは、次のステップに進もうとしている。
じいちゃん、ばあちゃん、親父、おかん、兄夫婦、姪っ子3人。
絶滅危惧種のようなこの世帯人数は、今後はあの家ではとても暮らしていけないだろうと思う。
そんなセンチメンタルの中にいるので、ついつい家の近所を散歩してみたりする。どこも変わっていない景色みたいなものを家の近所に探してしまうのかもしれない。
そして家の写真を撮ったりしている。それは今までよりも顕著に。
強烈なノスタルジー。
毎年、毎月、毎日、この瞬間はいつか過去になるのだけど、
もう二度と同じ日はないんだなって思うと、今日も理子が笑顔で過ごせるように、精一杯頑張ろうと思う。
二人の快復を祈る。


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