ふと夜中に目をさますことがあった。
辺りは当然のごとく暗い。
寝室は豆電球をつけていないので、完璧な闇だ。
そんななか、聞こえるのは二人分の寝息。
花さんと、理子さんのものだ。
すー
すー
そんな寝息を聞いているうちに、
ぼくもいつのまにか寝てしまう。
すー
すー
すー
川の字で眠る長橋家
寝息を聞いているだけで幸せを感じる
2015年3月12日木曜日
2015年2月13日金曜日
朝
たいていそうなのだけれど、
朝、目をさますとき、僕が眠る布団の隣のベッドには
既に人が抜け出ていった跡が残っている。
そう、僕はいつも少し寝坊気味である。
それでもなかなか布団から抜け出せないでいる僕は30分程さらに寝坊を続ける。
そうこうしていると、階下から理子さんの、鳴き声とも叫び声ともつかない声が聞こえてくる。
僕は寒さもなんのその、都合良く布団から飛び出して階段を駆け下りる。
リビングの扉を開けるとそこには理子さんとじゃれあう花さんの姿がある。
部屋には少しだけコーヒーの香りが残っている。
花さんが飲んだであろうノンカフェインコーヒーだろう。
僕は花さんから理子さんを奪い取り、顔と顔をくっつけて
「おはよう、理子さん」ととても甘い声で話しかける。
僕の母がこの姿を見たらなんて言うだろう?
花さんがとっくに済ませた朝食の後を追うように、
僕もコーヒーを入れる。
そして花さんがパン屋で買ってきてくれた食パンに、バターの固まりを乗せて
オーブントースターでこんがりと焼く。
「今日、こんな夢を見たんだよ」という話をしたり、
「理子さんはもううんち出したんだよ、偉いね」という話をしたりする。
僕にとって朝の時間はとても貴重だ。
理子さんと遊ぶことのできる限られた時間なのだ。
どうやら僕のことをきちんと父親と認識してくれているらしく
パパ見知りという現象には陥らないでいてくれている。
理子さんは朝の7時頃には目を覚まし、
10時頃には昼寝をする。
我が子の寝顔はとてもかわいいのだけど、
起きてお父さんと遊んでくれないかしら?
そうは思っても、もちろん起こしたりはしない。
不可抗力によって起きてしまった時は、甘んじて受け入れよう。
わざと大きな音をたてた訳じゃないんだから。
だからそんなに悲しい顔をしないでいいんだよ。
朝、目をさますとき、僕が眠る布団の隣のベッドには
既に人が抜け出ていった跡が残っている。
そう、僕はいつも少し寝坊気味である。
それでもなかなか布団から抜け出せないでいる僕は30分程さらに寝坊を続ける。
そうこうしていると、階下から理子さんの、鳴き声とも叫び声ともつかない声が聞こえてくる。
僕は寒さもなんのその、都合良く布団から飛び出して階段を駆け下りる。
リビングの扉を開けるとそこには理子さんとじゃれあう花さんの姿がある。
部屋には少しだけコーヒーの香りが残っている。
花さんが飲んだであろうノンカフェインコーヒーだろう。
僕は花さんから理子さんを奪い取り、顔と顔をくっつけて
「おはよう、理子さん」ととても甘い声で話しかける。
僕の母がこの姿を見たらなんて言うだろう?
花さんがとっくに済ませた朝食の後を追うように、
僕もコーヒーを入れる。
そして花さんがパン屋で買ってきてくれた食パンに、バターの固まりを乗せて
オーブントースターでこんがりと焼く。
「今日、こんな夢を見たんだよ」という話をしたり、
「理子さんはもううんち出したんだよ、偉いね」という話をしたりする。
僕にとって朝の時間はとても貴重だ。
理子さんと遊ぶことのできる限られた時間なのだ。
どうやら僕のことをきちんと父親と認識してくれているらしく
パパ見知りという現象には陥らないでいてくれている。
理子さんは朝の7時頃には目を覚まし、
10時頃には昼寝をする。
我が子の寝顔はとてもかわいいのだけど、
起きてお父さんと遊んでくれないかしら?
そうは思っても、もちろん起こしたりはしない。
不可抗力によって起きてしまった時は、甘んじて受け入れよう。
わざと大きな音をたてた訳じゃないんだから。
だからそんなに悲しい顔をしないでいいんだよ。
2015年1月31日土曜日
2014年12月14日日曜日
1214
今日は、普段しないような掃除をしようと午前中から息まいていた。
ところがそんなにうまくいかない。
寝てれば寝てたで掃除機もかけられないし、
起きていれば起きていたで、ちょっかいをだしたくなる。
したがって、思うようにはまったく進まなかった。
どうしてもやっておきたかったのは、理子さん用にマットを敷くことで、
それだけはやり終えることができた。
すると、意外にも断熱効果があり、僕も寝そべっていたらいつのまにか寝ていた。
ベビーベッドの下に置いてあったバンボという赤ちゃん用の座椅子を使ってみる。
すると、首が据わったばかりだからか、酔っぱらいのように首をふりふりしていて
とてもかわいらしい。
今日は選挙だったので、18時頃に理子さんと花さんと3人で
近くの小学校へと行った。
投票を済ませると、スーパーの前で焼き鳥屋が出ていたので、
3本買って、歩きながら帰った。
なんてことないんだけれど、とても幸せな時間だった。
ところがそんなにうまくいかない。
寝てれば寝てたで掃除機もかけられないし、
起きていれば起きていたで、ちょっかいをだしたくなる。
したがって、思うようにはまったく進まなかった。
どうしてもやっておきたかったのは、理子さん用にマットを敷くことで、
それだけはやり終えることができた。
すると、意外にも断熱効果があり、僕も寝そべっていたらいつのまにか寝ていた。
ベビーベッドの下に置いてあったバンボという赤ちゃん用の座椅子を使ってみる。
すると、首が据わったばかりだからか、酔っぱらいのように首をふりふりしていて
とてもかわいらしい。
今日は選挙だったので、18時頃に理子さんと花さんと3人で
近くの小学校へと行った。
投票を済ませると、スーパーの前で焼き鳥屋が出ていたので、
3本買って、歩きながら帰った。
なんてことないんだけれど、とても幸せな時間だった。
2014年12月6日土曜日
お食い初め
理子さんがこの世で産声を上げてから早くも100日が経った。
自身に子どもを授かってから知ることというのは山のようにあるのだけど、
生後100日で、「お食い初め」なる儀式があるという。
子どもの健やかな成長を願って、というのがざっくりとした目的であるが、
鯛や、筑前煮、赤飯などを用意し、お宮参りした神社の石を用い歯固めの石として使用する。
僕と花さんの親に聞いたところ、そういった風習はないらしいが
スタジオでの写真撮影というオプションをつけることによって両親を東京に集結させた。
前日、車でやってきた僕の両親は家に泊まっていた。
花さんはお食い初めに必要な料理を一人で作って用意してくれており、
僕はグリルで鯛を焼く係になっていた。
僕は魚屋のおじさんに聞いた通り、弱火でじっくり実行した。
赤飯も炊きあがり、鯛もおいしそうに焼くことができ、
着々と準備は整った。
正午前に、二子玉川へと電車で移動し、花さんの両親と落ち合う。
お義母さんは、産まれて間もなく2週間近く我が家でお世話をしてくれていたけれど
それ以来の対面である。
頬の筋肉はこれでもかというくらいに緩んでいた。
駅からすぐ近くのスタジオへと足を運ぶと、
そこはまるで戦場のようだった。そして、雄叫びともなんとも言い表せない言葉が飛び交っていた。
なんだかすごいところにきてしまった、とその時は思った。
受付を済ませると、写真撮影のための衣装を選んだ。
その間も、子どもたちはそこらじゅうを走り回り、親たち、はたまたじじばばたちによって制止されていた。
衣装を決め終えると、スタジオブースへと入る。
そこは実に簡易的なスペースだった。
カメラマンのお兄さん、子どもをあやすアシスタントのお姉さんのセット。
スタジオマン独特のゆるいスリッパを履いていた。
いくつかのパターンを撮ってもらったのだけど、
お姉さんのかけ声がすごかった。
「りこちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
「そうぅううううううううううううううううううううううう」
いったいどこから声が出ているんだろう、と不思議にそしてついつい笑ってしまうかけ声。
比較的理子さんは大人しく、ぐずることなく淡々とカット数をこなしていく。
隣のブースでは、「焼き肉と寿司どっちが好きーーーーーーーーーーーーーー?」
とここはどこなのだろうと思わせるかけ声が響いていた。
両親含めた集合写真、3人、1人と、撮影を無事に終えることができた。
その後、カメラマンが粗セレした写真を見て、花さんと2人で選んだ。
撮影を終えると、家へと帰り、ついに儀式のスタートである。
一番年長者から、鯛やら筑前煮やらを理子さんの口元にちょんちょんとつける。
立派に歯が生えるようにと願いを込める。
健やかな成長を願う。
ふと、この3ヶ月を振り返る。
意思と言えば、自分の欲求を伝えるだけだったのに、
ここ最近では、ものを見ることや、掴むことを覚え、首もほぼ座ってきていた。
僕の目を見て笑い、感情の表現の幅が広がってきたように感じる。
睡眠のサイクルも、花さんのおかげで一定し、9時には寝て、朝の6時くらいに起きるという安定ぶりである。
毎日、どれだけ「かわいい」という言葉を口にしているのか。
子どもへの愛情が深まっていくことを、毎日実感する。
儀式も一通り終わると、大人たちが食事を開始する。
大人たちは、赤子のにこやかな顔を肴に酒を飲んだ。
こういった節目に、自分の親たちと過ごせたことを幸せに思う。
2014年11月16日日曜日
嬉しい
抱っこをしていないと全身を使って泣き叫ぶ理子さん。
花さんが席を外していて、僕が理子さんを抱っこする。
最初は全く泣き止む気配を見せない。
僕は休日しか理子さんの世話をすることができないから、
普段の抱き心地と違って感じるのであろう。
しかしながら、しばらく声をかけながらゆらゆらと抱っこし続けていると
しだいに理子さんの体の力が抜けていくのが分かる。
そして、まばたきがだんだんとゆっくりとなって、
ついにはそのまぶたを完全に閉じた。
しかしすぐにベッドに置いたりはしない。
赤ちゃん共通に存在するという背中スイッチが発動してしまうのだ。
僕はゆらゆらとし続ける。
即興で作る歌をうたいながら理子さんの背中をとんとん叩いて
もっと深い眠りへと誘う。
固く握られていた手はほどかれ、手のひらを開いていた。
完全に僕の腕の中で眠りについた証拠である。
僕は小さくガッツボーズをする。
心の中で大きく喜ぶ。
ただただ純粋に嬉しい。
こういった積み重ねが親子の絆を深めていくんだと思う。
今日は久々の休みで、僕が理子さんをお風呂に入れた。
生まれたばかりとは違って、体が安定し始めているので幾分楽になってきた。
湯船に一緒に入って、膝の上に乗せて向き合う。
お湯の中で浮かぶ理子さんは、少し不思議そうな顔をして僕を見ている。
そして、ふいに笑う。何度も笑顔になる。
僕はたまらない気持ちになって笑顔を返す。
理子さんが生まれてから、嬉しい、と思う回数が増えた。
明日もきっと、そう思う。
花さんが席を外していて、僕が理子さんを抱っこする。
最初は全く泣き止む気配を見せない。
僕は休日しか理子さんの世話をすることができないから、
普段の抱き心地と違って感じるのであろう。
しかしながら、しばらく声をかけながらゆらゆらと抱っこし続けていると
しだいに理子さんの体の力が抜けていくのが分かる。
そして、まばたきがだんだんとゆっくりとなって、
ついにはそのまぶたを完全に閉じた。
しかしすぐにベッドに置いたりはしない。
赤ちゃん共通に存在するという背中スイッチが発動してしまうのだ。
僕はゆらゆらとし続ける。
即興で作る歌をうたいながら理子さんの背中をとんとん叩いて
もっと深い眠りへと誘う。
固く握られていた手はほどかれ、手のひらを開いていた。
完全に僕の腕の中で眠りについた証拠である。
僕は小さくガッツボーズをする。
心の中で大きく喜ぶ。
ただただ純粋に嬉しい。
こういった積み重ねが親子の絆を深めていくんだと思う。
今日は久々の休みで、僕が理子さんをお風呂に入れた。
生まれたばかりとは違って、体が安定し始めているので幾分楽になってきた。
湯船に一緒に入って、膝の上に乗せて向き合う。
お湯の中で浮かぶ理子さんは、少し不思議そうな顔をして僕を見ている。
そして、ふいに笑う。何度も笑顔になる。
僕はたまらない気持ちになって笑顔を返す。
理子さんが生まれてから、嬉しい、と思う回数が増えた。
明日もきっと、そう思う。
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