2022年5月12日木曜日

なんでやねん

 玲が唐突に「なんでやねん」と言った。

文脈からして使い方は間違っていないタイミングだったのだけど、どうした?とついつい聞き返した。

第二子の宿命なのかもしれないけれど、上の子の同時期と比べると目のかけ具合が異なる。90パーセントくらいは把握できていたものが、65パーセントくらいしかできていない気がする。

どこでどんなものに触れたのかがいまいちわからないから唐突に感じるのだけど、でも確実に「なんでやねん」に触れているかと思うと笑えてくる。


理子が3歳頃までは、自分がかなり不規則な生活をしていたので、知らない部分が多い。でも玲に至ってはコロナもあって、保育園以外の時間はほぼ接しているのだけど、それでも分からないことだらけである。

「なんでやねん」の次の言葉が気になる今日この頃。

2022年5月9日月曜日

あぁ スムーズな人生

自分という人間は、スムーズに生きられるように、花さんに道を作ってもらっているようである。

つい先日のGW。子供を連れて一足先に旅先へと向かった花さんたち。僕はその翌日に一人で飛行機に乗るという段取りである。

今日び、飛行機への搭乗というのは全てスマホで完結する。クレジットカードと紐づいており全て花さんが手配している。

「あなたはこれ、この時間に空港にいくよろし」と花さんが言う。

iPhone機能のウォレットにチケットが表示され、前日から必死にリマインドしてくれる。

「出発の何時間前だ、忘れることなかれ」と。これがあれば空港での発券なども不要で、ささっと保安検査所も通れてスムーズである。

そして当日。私はきちんと早朝に起きた。掃除をし数日の留守に部屋が耐えうるようにチェックする。洗濯機の水道の元栓も締める。私は気になる部分においては徹底してしまうB型である。

肝心のセキュリティも作動させて家を出た。玄関の鍵を閉めたかの確認も2度行った。


外はまだうっすらと寒かった。

渋谷、品川を経由し羽田空港へ。第3ターミナルは外国へ行くところだから第1.2ターミナル駅で降りる。ちょっと前に行った沖縄の時と同様に問題ない、滞りない。

エスカレーターを登りロビーに入ると思ったよりは人が少なかった。

人々はなにやらカウンターだったり発券機で作業をしている。なぜいちいち時間のかかることをしているのだろう?と謎な上から目線をまき散らしながら、僕はiPhoneのウォレットからQRコードを表示させる。実にスムーズだ。

ところがである。僕がゲートに入りQRコードをかざすと不穏なブザー音である。おや?


すぐさま有能そうな女性職員が僕のところにやってきてどうされました?と聞く。

僕は携帯のモニターを見せると気の毒そうな声で言った。「ここはJALですので、こちらではございません」と。

おや。何事だろうか。前と同じように通っているはずなのだけれど。

ちょうど花さんと連絡をとっていて、どういうわけか通れなかったのだがというと、

もしかして第1ターミナルにいるのでは?と。

おや。おや。このシンプルな字面からとてもやばい状態が伝わってくる。

果たして、僕がいかなくてはならないのは第2ターミナルであった。

しかしウォレットではターミナルの表示はなかったのだ。普通の人はANAの場合は、JALの場合はとターミナルを認識しているのであるが、僕の場合はいつも普通の顔して花さんの後ろに付いていっているだけだったからそういった頭の回路が皆無だった。

心臓の鼓動が早まる。すぐさま外に出てみるも、そこには巡回しているバスの姿も、係の人の姿も見られなかった。出発時間まで40分しかない

タクシーしかない、と思って探すも車内で休憩して寝ていたりそもそも人影が少ない。

無駄にロビーに戻り誰かを探してみるも、こういう時に限って助けてくれそうな人はいなかった。また外に出てみると、まさに客をおろそうとしているタクシーがいた。降りるや否や話をしてみると、僕の切迫具合が伝わったのか、乗せてくれた。そしてお金もいらないという。私は御幸が差したその運転手に何度もお礼を言う。そして私は人に助けられて生きているのだなと思った。

羽田空港はとても広い、車で移動しているのになかなか第二ターミナルには着かない。出発の1時間前には空港にいる状態を作っておいたはずなのに、私は空港内でタクシーに乗って焦っていた。

ドライバーは横山さんと言った。お代はいらぬと言われてもタダでのせてもらうわけにはいかない。しかし悲しいかな財布には諭吉しかいなかった。


無賃乗車の私を丁寧に運んでくれた横山ドライバーには何度もお礼を言い、これがジャパニーズおもてなしかと思う。本当はお金を払いたいのだけどすみませんと思いながらロビーに入った。

果たしてそこはANA一色であった。

もう本当に時間がなくてサササっと保安検査のゲートを目指し、チケットを表示させる。よしよしこれで安心だと思いながらゲートをくぐると、またしてもあの音である。

ブー

なんや、何がいけないんやと思いながら、有能そうな方が私に近寄ってきた。そして私に告げる。「座席指定がまだのようです」と。

そういえば花さんに言われていたわ、座席指定してね、と。

私は誰も並んでいない発券機で、QRコードをかざした。

そこには名前と38歳という年齢が表示されていた。

僕は38歳にして、一人でスムーズに飛行機に乗ることさえできないのだ。僕はなんとなくスムーズに生きていると思いきや、花さんに整地してもらった道を歩いているに過ぎなかった。

この時点で出発まで20分を切っていて、当然座席は全て埋まっており、私には非常口のある場所しか空いてなかった。甘んじてそれを受け入れて、ようやく私は保安検査を通り抜け遠い遠い搭乗ゲートを走って目指すのであった。

スムーズな人生には程遠いようだ。

2022年4月25日月曜日

Chikashi Suzuki 「体(たい)と用(ゆう)」

昨日の日曜日、お一人様時間を頂戴した。目的はたったの1箇所で、最寄駅でいえば代田橋にある本屋だ。そこで鈴木親さんの展示があるというのをインスタで見かけたのでこれは是が非でも行かねばなるまいと思ったわけである。そしてこの日が展示の最終日だった。

思い返してみると、thumb Mでご本人に会う前から親さんの写真が好きだった。nadiffで行われた展示(CITE)が初めてで、その後は仕事で関わらせていただくとは思いもしなかった。初対面は「うわ、本物だ!」と思ったものである。

免許取立てのタイミングで、山梨のトラックギャラリーにも行ったし、コウサクカネチカでの展示も行った。なかなかの回数だ。

というわけで、規模感などは特に関係なく、脊髄反射的に足を運ぶことにした。渋谷から井の頭線に乗り換えて、明大前で降りる。その後Google マップが示すように1.6キロを傘をさして歩いた。親さんの写真には日本の湿度を感じるから丁度いい導入になるのかもしれない。


本屋は、小さな沖縄タウンを通り過ぎたところにあり、地面に置かれた控えめな「flotsam books」の看板が目印だった。店内はその広さに比べると客が多かった。

不思議な店である。展示をしているからというのを差し置いても、この店には訪れる客は、本を求めるというよりもその他の何かが欲しくて出向いている、という雰囲気があった。

展示の内容に時系列はなく、フィルムで撮られたサービス版の写真たちだった。そこには生きている林さんがいて、若き日のハーモニーコリンがいたりティルマンスもいた。個人的に大好きな写真である、新宿御苑で撮られた菊池凛子や、街景もあった。

大きな写真に焼かれて少し距離を持って見るギャラリーでのそれとは異なる。サービス版の大きさだから、すごく顔を近づけて見ていた。


店主に顔なじみの客というのが来店するといろいろな話をしていた。そしての内容はその店に訪れているみんなが聞き耳を立てているようにも感じた。おそらく憧れの人、憧れの世界をその会話の中に感じていたんじゃないだろうかと思う。そしてそういった刺激のようなものを求めて来店しているのではないだろうか。当然ネット通販もこの店では行われているから、リアルな刺激を店で感じたいのであろう。

なかには、libertine duneの話をしている人がいて、僕がお世話になっていた人たちがそこから去ったということを聞いた。新刊が出ないから何かあったんだろうとは思っていたけど、そういったものを人伝に聞くのは不思議だ。

店に置かれたリベルタンのページをめくりながら、徹夜して作ってたな、と思い返した。


店内をくまなく見終えると、店を後にした。

まだ雨は降り続いていた。

2022年3月17日木曜日

コロナから明けたら春が来ていた

 日記を書くことが中断されていつの間にか1ヶ月経ってしまった。コロナにかかってしまって書く気がなくなってしまったことが原因であった。

症状が治ったら、どういった状況でかかりその後どういう行動をしていたかなども書こうかなと思ってはいたけれど、億劫になってしまっていた。

そうして気がついたら1ヶ月綴ることから遠ざかっていたのだった。

気がつくとストーブをつける回数は減っていき、窓を開け放っても気持ちの良さすら感じる気候になった。季節が一つ変わろうとしていた。


現在、保育園が休園となり在宅で玲と過ごしている。このコロナと付き合っていく生活にはきっと終わりはなく、薄く長く名前が変わったっり扱いが変わったりして続いていくのだろう。

ワクチンを打ってもかかるという言葉だけが一人歩きして、打っても意味がないとなってしまいそうな気もするのだけど、打ってたから軽症で済んだのかしら。

でも理子はたった半日熱が出ただけだったしな。


なにもわからないことがわかった。

だから知ったかぶって何かを決めつけるのはやめにしよう。

2022年2月17日木曜日

視力低下

今朝、玲と繰り広げられたプリンセスと「王子様」ごっこをしたおかげか、私が保育園に行くことができた。1ヶ月に一度くらいの出来事である。

その後家に帰り、仕事をする。

 稀に家から一歩も出ない日、というのもあるリモートワーク。そのせいもあってか視力がかなり落ちている。2009年くらいに、レーシックをしてメガネ生活からさよならしたのはいいのだけど、10年も経つと視力が落ちてくるらしい。

メガネやコンタクトをしない生活はとてもいいものなので手術したことの後悔はないのだけど、まずは眼科に行かないとなと思っている。

食事はラーメン屋に行って食べた。替え玉無料に踊らされ、替え玉する38歳であった。

その後スーパーに行って、おばあさまたちに混じって花のコーナーに行き、愛でる。ミモザが並ぶのを心待ちにしているのだけどまだのようだ。


仕事を再開する。イレギュラーな案件も入ってきてどうしたものかと考える。


花さんはプチ出張で横浜へ行っており、玲は延長番だった。理子の時は基本的に毎日延長番だった。18時が仕事の定時で、帰宅に一時間近くかかるので19時10分くらいに保育園に着くというのが常だった。だけどコロナで在宅のため、18時15分からの延長番を入れなくても十分に間に合うのだった。

だから滅多に延長番にならないため、玲はとても喜んだ。おやつがもらえるということもあるだろうけれど。

というわけで19時過ぎに、理子と玲を伴って花さんは帰ってきた。

2月も実は後半戦と考えると、今年もあっという間に終わってしまうのかもしれない。

2022年2月16日水曜日

暗唱

 今日は忙しない1日だった。常にやることがあって、次から次へと対応していった。

自分の仕事のやり方としては、メールボックスに溜まっているものを『済みボックス』に入れていくようにして、目で量が分かるようにしている。

だからメインボックスがいっぱいだと、すごく気分的に嫌なわけである。音楽を聴いて口ずさみながら淡々とこなしていった。

お昼は花さんと外へ食べに行った。駅前のネパール料理屋。いつも頼むものとは違うものをチョイスした。

食後も淡々と業務をこなしていき定時までにはなんとか終えることができた。

二人のお迎えは花さんに行ってもらい、私は夕飯の支度をした。当然YouTubeで音楽を聴きながら行う。高校生の頃にMDに入れてとにかく聴きまくっていたスネイルランプ。今でもなんちゃって英語で歌えるからよっぽど聴き込んだのだと思う。

まず、葉もののサラダを作った。それからじゃがいもを茹でてマッシュポテトにし、ツナとコーンとマヨネーズであえてポテトサラダを作った。

味噌汁をつくり、メインの鶏肉のステーキを作る。棒で肉を叩いて薄くし、オリーブオイルでニンニクを弱火で焼く。いったんそれを取り出して、肉をとにかく弱火で焼く。今回はまだ厚みが残ってしまって火の通りが悪かったので細かく切って中まで火を通した。

焼き上げると、ニンニクと醤油、砂糖と花さんの嫌いなバターを少量フライパンに突っ込みソースを作る。


食卓に並べると腹を空かせた子供たちがその肉をパクパクと食べてくれた。素直に嬉しい。

玲が結構食べてくれて、私は満足した。他のおかずは全く食べてくれなかったけれど。


食事中、理子が授業で習ったという斉藤茂吉や山上憶良の詩を読み上げる。暗唱しているものすごいけど、こうやって披露してくれるのも嬉しいことである。

興味の範囲を広げてくれる授業っていいよなと思う。

暗唱しているといえば、自分が中学の時に憲法の前文を覚えるというのがあった。「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し〜」というやつなのだけど20年以上経っても少し言えるから、この時に覚えたことって根強いんだなって思う。

憲法の前文を披露することなどこの歳ではないのだけど、それでも得た知識で不要なものなどないよなとも思う。

また理子が授業で何を覚えたか、披露してくれるのが楽しみである

2022年2月15日火曜日

ミックスリスト

 深夜、久方ぶりに金縛りにあった。目は覚めているけど体が動かなくなるアレである。

実家にいる時から結構かかることが多い私。体の上に誰かが乗ってくるということはないけれど、ドアノブがガチャガチャ回るというのは経験したことがある。その向こうには兄の部屋があったのだけど、そんなこと知らないと当時言っていた。兄が嘘をついてなければあれは一種のおばけ体験だった。

昨日は恐怖を伴うものではなかったけど、気分のいいものではない。多分また寝てしまってことなきを得た。疲れているのかもしれない。

仕事をするとき、1pなら1時間で終わらせると決めてやっている。文字いきで対応しなくてはいけないものはもっとかかってしまうけれど、そうでなければ1時間。

早いのか適正なのかはわからないけど、迅速に対応いただきありがとうございますとは言われることが多い。私はリモートでも怠けずにやっているから、コロナが落ち着いてからも是非リモートで対応させていただきたいと思っております。お偉かた様。


花さんも在宅だったけど、彼女は家で昼食を食べていた。私は外に出たかったのでお気に入りの蕎麦屋に行った。どう考えてもおいしい。天ぷらもおいしい。満足感がある。


今日の夕飯は私が作った。

ほうれん草を茹で、おひたしを作った。ブロッコリーを茹でて副菜を作った。

味噌汁とメインに生姜焼き。先日の出来事を踏まえて子供対応である。

お迎えは花さんが行って、私はYouTubeでカラオケしながら作った。食事は楽しく作って楽しく食べてもらいたいものである。

今日のお気に入りはドラゴンアッシュの「ホットケーキ」なにかのアルバムのボーナストラックである。

履歴から勝手に作られるYouTubeのミックスリストに、理子がよく聞いている「なにわ男子」が入り込んできた。飛ばさずにちゃんと聴きました。