2022年1月13日木曜日
隣の女
2022年1月12日水曜日
心の葛藤を口にする
今日は一歩も外に出ない日だった。
朝、当然のように玲は、断固パパ拒否のためママが保育園に付き添ってくれた。
お昼ご飯は出そびれて家で済ませ。
帰りも花さんが二人をピックして帰ってきてくれた。
夕飯後、理子の宿題で揉める。
計算カードを忘れて自作のプリントを作ってやることになったのだけど、どういった計算なのかを私が把握しきれてなく、習ってないものを作ったことに憤慨している。
そこで、お風呂の後にやり直す?と聞くと「ぐぬー」とか「うーぬーむー」とか唸りながら
「なんで自分でもこんなにイラつくのかわからない」と言ったのだった。
なんという独白。
こういう気持ちの持って行き場のない感じとかって今後いっぱい増えるんだろうなと思った次第。でもそういう状態だって言えたのは偉いなーと思った。
2022年1月11日火曜日
青森
久方ぶりに訪れた青森は深い雪が一面に広がっていて、私が初めて青森に訪れた時のことを思い起こさせた。
例年なら新幹線の改札前で、満面の笑みでお父さんが迎えてくれていたけど、今回は三沢空港での再会だった。2年ぶりで、少し照れ臭そうに理子は挨拶をし、玲はママの後ろに隠れていた。
車に乗り込み、青森でも数年振りという豪雪の中を行く。見渡す限りの銀世界。なにもかもを覆い尽くしていて、見えるものは森の濃い緑ばかり。それ以外なにも見えない景色なのに不思議と心が躍った。
途中、食事をとることにした。回っているけどレーンには寿司はなく、全て注文制の回転寿司だった。お腹いっぱいごちそうになった。
家に着いてお母さんと再会した。元気そうで何よりである。理子は庭に積もった雪に大興奮し、早く遊びたいと嬉しそうだった。
予め送っておいた雪遊び用の一式を着込む理子に対して、手袋はおろか上着すら着ないとごねる玲。軒下には屋根から雪が落ちてできたであろう天然の傾斜ができており、そこでそり遊びに興じた。うまく滑れなくてずっこけてしまうのすら面白い。寒いことも面白いといった感じで理子は楽しそうだった。でも一番楽しんでいたのは花さんだったに違いない。理子に混じってそりを楽しんでいた。
しばらく遊んでから室内に入ると、お父さんは豊盃酒という、木箱に入っていかにも高級そうな日本酒を出してくれた。すっかりタバコをやめたというお父さんと久方ぶりに乾杯した。
続いて出てくる毛蟹。貪り食うとはこういうことか、とその言葉を体現するように食べる食べる食べる。青森という場所で食べると尚美味しいといった味。東京の家で食べてもこのような食べ方にはならないと思う。
ハーフボトル?の酒は比較的早い速度でなくなって、贅沢ないつもの田酒をいただく。これは誰かからの頂き物とのことで、地方暮らしというのはこういったことなんだよなと羨ましく思う。
夕飯は花さんがすき焼きを用意してくれたものをいただいた。肉は、イオンなどのスーパーではなく、地元民が足を運ぶ肉専門店へと行って買ったものだった。
録画してあった紅白歌合戦の「残酷な天使のテーゼ」をなぜか繰り返し見る理子。しまいには口ずさんで歌っていて面白かった。
私は早々に風呂に入ることを諦め、ただただ酒をくらって土曜日が終わった。
夜中、ザッザッザッと雪を踏むような音がして薄気味悪かったのだけど、翌日花さんに聞いたら屋根から雪が落ちた音じゃないかとのことだった。
日曜日。午前中は引き続き雪遊びをすることにしたが、雨が雪に変わり、また晴れたりして安定しない天気だった。
それでもお構いなしで、理子はかまくらを作ることに挑戦していた。私は裏庭のほうにまわって、探検することにした。
雪が何十センチと積もっていて、どこに側溝があるのかもわからないような状態で、恐る恐る歩みを進める。
いつ見ても、ここからの景色は広大すぎる。雪があると奥行きが不確かになって、どこまでもこの世界が続いているような気すら起きてくる。
ふと足元をみると細かな歩幅で小さな足跡があった。鳥が歩いたようないかにも3つ股のものではなく、獣といった風のそれに少し背筋が凍ってしまった。そそくさと家の方に戻る。
玄関脇に積もったところを掘って、理子はいい感じのくぼみを作っていた。もう少しでかまくらと呼べるものができそうだった。
しばらくすると、雪遊びを一区切りさせて、またお出かけすることになった。地元民が集結するイオンモールである。
そこのフードコートで食事をする。理子はここへきてまでもマクドナルドを食べ、私は初めてペッパーランチというヤンチャな食べ物をチョイスした。
お父さんは早々に食べ終わって、ひとり時間を満喫しているようだった。私たちは食べ終わると子供たちのご機嫌とりタイムとなり、ゲームセンターへと向かった。理子は30分500円のアスレチック。玲はアンパンマンやトーマスの乗り物に興じている。
お父さんとの待ち合わせの時間までがっつりと遊んだ。
店内では、通り過ぎる人のなかで成人式帰りであろう集団がいた。なんでここにいるんだろうね?と花さんにふってみると、他にいくところがないからだろうとのことだった。
イオンを出ると、白鳥の飛来地へと向かった。以前もここに来たことがあったのだけど、玲は当然初見である。白鳥とともにかもめもたくさん群れていた。近くの小屋でえさが100円で売っていたのでそれを買い、餌やりをすることにした。
玲はかたくなに拒否したけれど、理子は率先して楽しんでいた。意外にもお父さんも参加していた。餌を放ると、かもめの方が小回りが効くようでうまく餌にありついていた。白鳥は長すぎる首をうまく使えずクネクネして食べれないようだった。
水辺ということもありかなり冷えるのだけど、玲はやっぱり上着を着てくれない。氷のように冷たくなった手を握って少しでも温めることにつとめた。
ふと遠くを見ると、ここにも成人式帰りのカップルがいた。イオンよりは少しロマンチックだけど、きっと足の消毒はしていかないだろう。
飛来地を後にし、温泉へと向かった。そこはいつもお正月に行くところで、りんご風呂に入ることができる。
お父さんとシャンプーをシェアさせてもらい、入る。こんな時期ではあるけど結構混んでいる。室内に露天、電気にジェットと一通り楽しんでいると待ち合わせの時間となった。前よりも長く入っていることが苦にならなくなったような気がする。
風呂から出ると当然のようにコーヒー牛乳を飲む。うまい。すごくうまい。理子と玲の面倒を見ながら入らなくてはならない花さんは疲れがあまり取れていない様子で出てきた。来年はもっと楽になるだろうか。
外に出ると雪がまた強く降っていいた。
家に着くと昨日の続きの田酒をいただく。そして毛蟹、ほたて、いくらと海産物のオンパレード。お父さんと酒を飲み交わす。
もうお風呂に入ってあるから、だいぶぐいぐいと飲むことができた。
最終的には花さんも飲んで、一升瓶を空けていた。理子と玲は、廊下でお母さんとボーリングをして楽しんでいた。ずっと花さんに隠れていた玲だったのだけど、これを境に仲良くなっていた。仲良くなった頃に帰らなくてはならないのだけれど。
一番奥の部屋に立派なピアノがあって、理子がそれで「喜びの歌」を弾いていた。お父さんは「ベートーベンだね」と嬉しそうにピアノを聴いていた。
部屋の奥の方から聴こえる誰かが弾くピアノ。それを聴きながらゆったりとした時間を過ごすというのは一つの幸せの形と言っていいと思う。
月曜日、祝日。
目を覚まし、ご当地パンのイギリストーストを食べる。それからまた雪遊びをする。青空が広がるいい天気だった。
理子は昨日の続きで、かまくらづくりに勤しんでいる。昨夜に雪がまた屋根から落ちてきて、大量の雪がある。材料はばっちりである。
しばらく掘り続けると理子がすっぽり収まるくらいの大きさの穴があいた。理子はすっかりご満悦の様子だ。
『青森に行ったら、雪合戦して、そり遊びして、かまくら作るんだ』と理子は言っていたのだけど、全てを叶えることができた。
花さんは、ふわふわの雪にダイブして、雪を青森を満喫し、玲は上着も着ないで早く家に入りたそうにしている。それぞれである。
お昼ご飯を食べるとあっという間の滞在が終わる。せっかく慣れてきた玲ではあるのだけど、次来るときはもっと愉しめるだろうと思う。
お母さんとお別れをし、お父さんに三沢空港まで送ってもらう。空港の脇にある航空公園で雪に埋れた遊具で遊んでから帰った。
次会うときはマスクなしで会いたいものである。
2022年1月7日金曜日
花ブック
年に一度、花さんの誕生日にプレゼントするというていで始まった花ブックも、13冊目となった。もはや名前は形骸化していて、中身はほぼ理子と玲の写真で埋め尽くされている。
しかし13冊並んでいるところを見ると、よく作ったものだなと思う。
結婚して以降、旅が生活に入り込んでからは写真の撮れ高もあるし、子供が生まれてからは言うまでもない。夫婦だけの関係性では見た目で大きく変わることはないのだけど、子供の1年での変化は凄まじい。作っていて楽しいから続くんだと思う。
明日からの3連休では久方ぶりの青森へと出かける。いい手土産ができたなと思う。
2022年1月6日木曜日
雪
雪が降るらしいということを、昨夜、花さんが言った。布団に潜り込むとき、すでに寒かったが、理子が私の布団に潜り込んできていて温かい。いつもならしばらくすると布団から抜け出して、定位置であるママの布団へと行くのだけど、昨日は私の布団に止まったままだった。
そして夜中私の腹を蹴り上げる。寝相の悪さというよりは防衛本能のようである。足先に触れるものはとにかく押して、かかとで蹴り上げる。こちらは熟睡の真っ只中で防御機能は皆無であり、猛烈に痛くて目が覚めるが、理子は寝続けていた。喜逸の仲間かなんかで、呼吸の使い手なんだろう。
朝、やっぱり寒い。ガスストーブのパワーをマックスにして、早朝から仕事する。もはやそうしないことには終わらないのである。
しばらくして花さんが起き、玲が起き、最後に理子が起きた。
食事をし、洗濯物を畳み、風呂掃除をし掃除機をかける。木曜日は枕カバーも洗うと決めているため、それらを枕からひっぺがして洗濯機に突っ込み、パジャマとバスタオルとともに洗濯乾燥する。
まず理子が家を出た。「今日は雪が降るらしいよ」と伝えると嬉しそうに「長靴のほうがいいかな?」と言う。でも降らないかもしれないし、公園にいったときに遊びづらいからスニーカーにしたら、というと素直に従って家を出て行った。
保育園に行きたくない玲を花さんがなんとか連れ出して行って、家は静寂に包まれ私はYouTubeで芸人のラジオを聴きながら仕事をする。
しばらくすると雪が降り始め、そのことを花さんにLINEした。彼女は雪国育ちだから嬉しいんじゃないかしら。
雪も降っていることだし、家で昼ごはんを食べ、黙々と仕事をする。
時々窓の外を見ると、世界は白に包まれていた。雪が風に流されている。大きなワタのようだ。
夕方になり、花さんが理子を連れて帰ってきた。ものすごく寒いのに二人ともやっぱり嬉しそうだった。食事のあと、二人は雪遊びをしに外に出かけて行った。帰ってきた時もものすごくホクホクした顔だった。
玲は行きたくない!と言って家にいた。
私はまだ仕事が終わらずにいる。
2022年1月5日水曜日
フォいくえん
玲がパパと保育園に行かなくなって久しい。いつからかすっかり「ママがいい」子になってしまい、断固パパ拒否の日々なのであったが、今日仕事始めの花さんは出社ということもあり、久方ぶりに私が玲を保育園に連れて行った。
いつのまにか家を出て行った理子と花さん。家にはYouTube漬けの玲と私が残っていた。『保育園に行くよ』と呼びかけるとヤダと即答する玲。たったの2文字なのに明解な答えである。
そこで私は、昨日アンパンマンニュージアムで買ってきたネイルシールを貼ろうと玲に提案した。喜ぶ玲、順調である。そしてどれを貼るかを選ばせる。ここも重要である。意識が『ほいくえんヤダ」から遠ざかっていくのが分かる。
そしてスムーズに靴下を履かせることに成功する。よしよし。
上着を着させようとすると、「どこにいくの?」との問いに「友達に会いに行くよ」とオブラートに包んで答える私。
間違ってはない答えにしぶしぶといった感じでついてくる。靴を履き、外に出る。冷たい風が強く吹いていて、ドアが少し押し戻される。やれやれ、まるで出かけるなと言っているようだ。
それでもそんな強風に負けずに家を出る。マンションを出て坂を下っていく。ここまで来ればこちらのものだ。
「どこにともだちにあいにいくの?」と質問する玲に「フォいくえんだよ」と突破ファイルの松蔭寺パイセンよろしく答える私。ここまで来ても尚濁す私に玲は答える。「ヤダ」と。
仕方なく抱きかかえて保育園まで行く。なじみのキャンディーショップのウィンドウディスプレイはクリスマスから正月へとシフトチェンジしており飴細工の虎が待ち構えていた。
結局保育園について、部屋に入るまでずっと抱っこしていた。なんなら上着を着させたまま先生にバトンタッチした。「大丈夫ですよ」の先生の声が優しくリフレインする。
下駄箱に入れられなかった玲のニューバランスの靴と、私のニューバランスの靴が仲悪そうに転がっていて、そっとそれを仕舞った。
家に着くと早々に仕事を開始する。まれに見る進行の遅さであるが、実に年始な感じである。明日も早朝から対応することになる。がんばろう。
2022年1月4日火曜日
仕事はじめ
仕事が始まった、と言っても自宅勤務である。なんとなくzoomのモニターをオンにし、自分の顔が映っているのを見ながら上長の話を聞く。
YouTubeでナイツを聞きながら仕事をする。肝心な仕事が入らないまま、別の対応をして一日が終わる。
花理子玲は、横浜のアンパンマンミュージアムへ出かけていった。以前友達のパパからもらったチケットを使って、ロープウェイに乗ったようだった。
帰りは、玲が寝た状態で帰ってきた。
明日から保育園に行けるのかしら。
初めてふるさと納税をし、書類を作成した。
少し大人になったようだった。