2010年7月21日水曜日
2010年6月23日水曜日
亀とウサギと
白々と東の空がグラデーションを描いていく。静かに。
やがてそれは、一筋の光の線を作って部屋の片隅を照らし出した。
僕は、自分がどこにいるのか皆目検討がつかない状態だったが、その光によって得られる情報を頭のなかに入れていった。その部屋の床はコンクリートが敷かれ、大きなガラス窓によって外の世界と遮断されていた。壁際には白い布の固まりのようなものが置いてあった。ドアらしきものはあるが内側から開けられるようなしくみにはなっていないようだった。
光の筋は、時間とともに拡大していって、ついには部屋全体を光の洪水で包んでいった。そして僕はその光に目を慣らしていくのと同時に、部屋の異変に気づき始めていた。
「自分以外の生物が、この空間のなかにいる」
僕の体のセンサーが全力で警戒信号を鳴らした。「ここにいては危ない、なにかが起こってしまう」と。
しかし僕はなにが起こるか知りたかった。この目で確認したかった。
僕の目の端の方で白い固まりが微かに動いた。僕はその方向に体を向けると深呼吸をした。「なにが起きても動じない」僕は心の中でつぶやいた。目をそらさずに見続けた。
やがて白い固まりは、そのすべてを僕の前にさらけ出した。長い耳に短い足。赤い目。ウサギだった。
ふと窓の方に目をやるとウサギの他に、緑色の物体の姿を認めた。亀だった。それは僕だ。
神様はあのときの決着をつけさせようとしているらしい。
やれやれ
僕はただでさえ歩くのが遅いのに、さらに重い足取りでウサギの元へと向かった。
続く。
2010年6月7日月曜日
140文字の弊害のため文章が下手になった
目を覚ますと、ベッドには人の重みが作ったしわが波打っていた。僕はそれを手のひらで撫で、しわをのばした。アイフォンでツイッターを確認すると文字通りベッドから這い出た。
ばんやりとした記憶の中で、確かhanaは「行ってきます」と言った。僕は「いってらっしゃい」と寝ぼけ眼で言ったかもしれない。言ってないかもしれない。
テーブルの上には、駒沢公園の近くにあるパン屋で、hanaが買ってきたというクロワッサンがあった。僕は珈琲を煎れてからそれを食べた。
目を覚ました時に、(しかも日曜日)テレビでお宝鑑定団を見るというのも、休日を食いつぶすようでなんだか虚しさがあった。しばらくしてから軽い掃除をし、洗濯物を畳みシャワーを浴びた。昨日髪を切ったのだけど、その時に切った髪の毛の残骸が排水溝に流れて行った。
シャワーを浴び終えてしばらくすると、出先からhanaが帰って来た。「お腹がぺこぺこだ」と言ってパスタと簡単なサラダを作って食べ始めた。僕はそれを眺めながら、仕事に行きたくないなと思った。このまま静かな日だまりのなかで、hanaがパスタを口にふくんで口をもぐもぐと動かす姿を見ていたいなと思った。
ベランダで煙草を吸いながら、会社に行きたくないなと思い。
トイレに行って、会社に行きたくないなと思い。
もう一度、ベランダで一服しても、やっぱり会社に行きたくないなと思った。
予定より30分ほど遅れて家を出た。
家を出たくないと、後ろ髪を引かれ続けながら246を自転車で走った。
伸びすぎた髪の毛が車輪にからまり、僕は空まで飛んで壊れて消えた。
しゃぼんだま。
シャットアウト。
パチン。
ザッツオール。
ばんやりとした記憶の中で、確かhanaは「行ってきます」と言った。僕は「いってらっしゃい」と寝ぼけ眼で言ったかもしれない。言ってないかもしれない。
テーブルの上には、駒沢公園の近くにあるパン屋で、hanaが買ってきたというクロワッサンがあった。僕は珈琲を煎れてからそれを食べた。
目を覚ました時に、(しかも日曜日)テレビでお宝鑑定団を見るというのも、休日を食いつぶすようでなんだか虚しさがあった。しばらくしてから軽い掃除をし、洗濯物を畳みシャワーを浴びた。昨日髪を切ったのだけど、その時に切った髪の毛の残骸が排水溝に流れて行った。
シャワーを浴び終えてしばらくすると、出先からhanaが帰って来た。「お腹がぺこぺこだ」と言ってパスタと簡単なサラダを作って食べ始めた。僕はそれを眺めながら、仕事に行きたくないなと思った。このまま静かな日だまりのなかで、hanaがパスタを口にふくんで口をもぐもぐと動かす姿を見ていたいなと思った。
ベランダで煙草を吸いながら、会社に行きたくないなと思い。
トイレに行って、会社に行きたくないなと思い。
もう一度、ベランダで一服しても、やっぱり会社に行きたくないなと思った。
予定より30分ほど遅れて家を出た。
家を出たくないと、後ろ髪を引かれ続けながら246を自転車で走った。
伸びすぎた髪の毛が車輪にからまり、僕は空まで飛んで壊れて消えた。
しゃぼんだま。
シャットアウト。
パチン。
ザッツオール。
2010年5月30日日曜日
写真日記。
2010年5月25日火曜日
つれづれなるままに
人の想いというのは実にうつろいやすいもので、また本当の部分で他人とわかり合える部分というのもほんの少しのように思える。
ただ、そのほんの少しでもわかり合える部分というものを、どこまで広げることができるのかが重要なのではないかと僕は思う。
友人が恋をしている。とても激しく。その感情を相手にはもちろんのこと、周りの友人たちも把握している。気持ちを知っていてなかなか振り向いてくれない彼女に、一途な気持ちを保っていられるのかと僕は少しうらやましくもなる。
hanaの影響でSEX AND THE CITYを少しずつ見ているのだけど、NYの彼女たちの常識、行いと、日本人の我々の常識はズレがあるように思う。生涯の伴侶を探すためのセックスというわけでもなく、一晩限りの関係も多々あって、それが正しいことともふしだらなこととも僕は言えない。
僕の価値観としては、最終的に本人が正しいと思える気持ちのいいポジションをみつけることができればそれでいいと思う節もある。
人は聖人ではないし、一人で成り立ってる訳でもない。人と人のコミュニケートのなかですれ違いや摩擦があるのは当然のこと。もちろん人を傷つけることが当然の行為という訳ではないけれど、少なくとも個人で完結する気持ちの部分に嘘をつかないでいればいいのではないかと思う。
友人は今、結果を待ってる段階なのだけど、いいポジションに落ち着いてほしいと切に願う。
おいたわしや
「おいたわしや」という言葉の響きに取り憑かれた日々を、ほんの少しだけ送っている。
べつに、いたわしいことがあったわけではないのだけれど、この日本語の響きにとらわれている。
気がつくと一日が終わっていて、一週間が終わっていて一ヶ月が終わっている。
二人で住み始めた日々は、互いをカバーしあって進んでいる。
僕のB型の気質が飛び出ると、一人で模様替えを始めてしまい hanaが帰宅すると、部屋の変わり様に驚く、という事が2度ほどあった。
基本的にオナニーの部分が多い僕ではあったけど、これからは個人主義から離れて近くにいる彼女の事を見て過ごして行こう、と。
べつに、いたわしいことがあったわけではないのだけれど、この日本語の響きにとらわれている。
気がつくと一日が終わっていて、一週間が終わっていて一ヶ月が終わっている。
二人で住み始めた日々は、互いをカバーしあって進んでいる。
僕のB型の気質が飛び出ると、一人で模様替えを始めてしまい hanaが帰宅すると、部屋の変わり様に驚く、という事が2度ほどあった。
基本的にオナニーの部分が多い僕ではあったけど、これからは個人主義から離れて近くにいる彼女の事を見て過ごして行こう、と。
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